「サトウは例外」「最も大きな歓声を浴びた」得点力不足のバレンシアで存在感が際立つ19歳 起爆剤として地元メディアが期待「局面打開、動きの多さ、積極性をもたらす数少ない選手」

佐藤への期待は高まる一方だ(C)Getty Images
ラ・リーガ2026-2027シーズンでは、新たにバレンシアに加入した佐藤龍之介が初戦からスタメンに名を連ね、2戦目ではフル出場を果たしている。すでに現地メディアからも攻撃の中心選手として高く評価され、次戦以降でもさらなる活躍へ期待が懸かる。
【動画】デビュー戦でいきなりの衝撃弾!現地メディアも絶賛した佐藤龍之介の絶妙ファーストタッチ→豪快ボレーを見る
一方で、チームは開幕初戦のセルタ戦はスコアレスドロー、その3日後に行われたベティス戦は0-1の黒星。いずれもホーム開催のゲームで、盛り上がりに欠ける結果が並ぶこととなった。その中で佐藤への反響はプレシーズンマッチから変わっておらず、開幕からの2試合でもプレーがクローズアップされている。
地元メディア『LAS PROVINCIAS』では、開幕ゲームで枠内シュートがわずか2本に終わったバレンシアのファンが、フラストレーションを溜めながらもふたたび2戦目もスタンドを埋め尽くしたと回想。その上で、「スタジアムアナウンサーが先発メンバーを読み上げた際、最も大きな歓声を浴びたのがリュウノスケ・サトウだった」と振り返っている。
さらに、「それは、この夜にサトウへ送られる最初の歓声にすぎなかった」と指摘。佐藤は、ベティス戦のゲーム開始直後にゴール前で味方からのパスを受け、右足でゴールを狙った。さらに、12分にもPA内で身体を反転させながらシュートするなど積極的な姿勢を前面に押し出していた。同メディアも、「試合開始からわずか2分、日本人選手がスタンドを沸かせる。セルタ戦とは異なる雰囲気が漂っており、メスタージャの観客もチームの変化を感じ取り、それに応えていた」などとレポート。続けて、「サトウとアルノー・ダンジュマは躍動感あふれるプレーを見せ、12分、13分には立て続けに2度の得点機を作り出していた」と綴っている。
また、現地スポーツサイト『Plaza Deportiva』は現地時間27日、2戦を終え無得点のバレンシア攻撃陣の課題について論じるトピックを掲載した。その中で、「攻撃面でさらなるクオリティと選択肢が必要であることが改めて浮き彫りとなった」として前線の各アタッカーのパフォーマンス不足を訴えながらも、「サトウは例外」と強調。
同メディアは、「日本人選手は、ゴールに近いエリアで局面を打開する力、動きの多さ、積極性をもたらすことのできる数少ない選手の1人となっている」と評しており、「しかし、以前から続いている問題をサトウ1人ですべて解決することはできない。バレンシアは、より多くの選択肢、そして何よりも高いクオリティを備えた攻撃陣を構築する必要がある」と改善を求めている。
初のラ・リーガの舞台でシーズン序盤、“別格”とも言える評価を得ている佐藤。今後も、チームを牽引する存在として、国内外のファンから数えきれないほどの視線が注がれるはずだ。

