■どうやって見抜く?談合から身を守る3つのポイント(どう対策する?)
こうした悪質な談合から大切なマンション(修繕積立金)を守るためには、管理組合が「丸投げ」をやめることが最大の防御策です。具体的には以下の3つを意識しましょう。
1.丸投げせず、関心を持つ姿勢を見せる 「プロに任せれば安心」と丸投げする管理組合は、格好のターゲットにされます。理事会がしっかり関心を持ち、チェック機能が働いているとアピールするだけで、談合のリスクは大きく下がります。
2.「談合対策」を直接質問する コンサルティング会社を選ぶ際、「御社は談合を防ぐためにどのような取り組みをしていますか?」と直接質問してみましょう。ここでの回答が曖昧な会社は、リスクが高いと判断できます。
3.「安すぎるコンサル費用」には要注意 コンサルティング費用の目安は、おおむね「大規模修繕工事の総コストの5%程度」です。これより「著しく安い」場合は、裏でバックマージンをもらっている(談合の)可能性を疑うべきです。

■よくある質問(FAQ)
Q. 「設計監理方式」は悪徳な方式なのですか?
A. いいえ、方式自体が悪いわけではありません。適正に運用されれば安心・安全な工事につながります。問題なのは、管理組合が「特定のコンサルタントに丸投げ」してしまう体制にあります。

Q. すでに設計監理会社を決めてしまって不安な場合は?
A. 別の専門家による「セカンドオピニオン」を活用するのも有効です。設計仕様書や各社からの見積もりに不当な偏りがないか、第三者の目でチェックしてもらうことができます。

■まとめ
・施工会社が限られる「地方都市」のほうが、暗黙の了解による談合が起きやすい
・談合されると、裏でのキックバック分が「工事費用」に上乗せされ、管理組合が過剰な費用を負担することになる
・対策は「丸投げしないこと」と「安すぎるコンサル費用を疑うこと」

「自分のマンションは大丈夫」と思っていても、気づかないうちに出来レースに巻き込まれ、大切な修繕積立金を不当に奪われているかもしれません。
マンションの寿命と資産価値を守るためには、提示された見積もりや選定プロセスを冷静に見極めることが重要です。
もし「今のコンサルティング会社の進め方に不安がある」「出てきた見積もりが妥当か知りたい」という場合は、セカンドオピニオンとして公平な第三者の視点を持つ専門家の力を借りることも検討してみてください。
株式会社さくら事務所では、大規模修繕のセカンドオピニオンなども受け付けています。後悔のない選択をするためにも、こうした専門家のアドバイスを上手に活用してみてはいかがでしょうか。

チャンネル情報

マンション管理専門Youtubeチャンネル「マンション買うなら聞いてくれ」です。 不動産コンサルティング会社「株式会社さくら事務所」が運営しています。 「管理組合って何?」「規約の意味がわからない」「大規模修繕工事のノウハウ」「長期修繕計画の見直し方法」など、本格的な実務知識まで役に立つ情報を出し惜しみなく公開します!