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 ◇プロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・井上拓真 《12回戦》 同級1位・那須川天心(2026年9月27日 トヨタアリーナ東京)

 WBC世界バンタム級1位の那須川天心が26日、プロ野球のロッテ―ソフトバンク戦でセレモニアルピッチを務めた。9月27日には昨年11月に格闘技初黒星を喫した、WBC同級王者・井上拓真との再戦が控える。左目付近にあざをつくるなど、激しいスパーリングを積んでいることを告白。新スタイル習得に取り組んでいることも明かし“満点快投”で初の王座奪取を目指す。

 ちょうど1カ月後に大一番が迫る中、那須川は野球のマウンドに立っていた。世界戦のプロモーションも兼ねた“地元”千葉での異例のイベント参加。「真っすぐ投げられたら、多分(次戦は)勝てると思う」と自らハードルを上げて左腕を振ったが、山なりのボールは右にそれてベース手前でワンバウンド。「打たれたくなかった。170キロ出せと言われたら出せるが、コントロールしないといけないので」と真顔で話し、投球直後は天を仰いで悔しがった。

 もちろん本職ではミスを犯すつもりはない。因縁の拓真戦に向け、メキシコ人世界ランカーとのスパーリングを重ねており、この日は左目上に大きなあざを負うほど激しく打ち合ったという。「傷があった方が格好良さが出る」と冗談めかしながら「前回のままじゃ勝てない。いろんな攻め方や動き方、どの距離でもしっかりと勝てるところを探っている」と新スタイルの習得に取り組んでいることも明かした。

 最後には「ちょっとセーブしたのはここだけの話」とも付け加えながら「僕は戦うことが仕事。本当の姿はリングで見せる。しっかりと世界を獲りますよ」。投球は不完全燃焼に終わったが、リングでは170キロ級の左ストレートでKOリベンジを果たしてみせる。