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 俳優の北村匠海(28)が26日放送のフジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」(後7・00)に出演し、「死を感じた」経験を明かした。

 北村は2019年12月に旅番組の撮影で、成田空港からパリを経由しアフリカ・モロッコカサブランカに到着。国内線に乗り換えてタンジェへ向かった。

 だが、着陸寸前に激しい揺れで、機内は悲鳴に包まれた。北村も同行のスタッフも現地の言葉がわからなかったため、ただ恐怖に包まれていたという。北村は「もう、人生で感じたことのない揺れと、あとは機内での悲鳴と、赤ん坊が泣いている声もありましたし、よくドラマとかバラエティーの再現VTRでしか聞いたことのないような悲鳴がありました。実際にこうなるんだ」と振り返り、その時に「まさか俺、ここで?」と思ったという。

 当時の気象やフライトの情報から、積乱雲が急にできたことによるダウンバーストではないかと推測されるが、大きな揺れの中、再び着陸を試みるもできずに、飛行機はカサブランカに引き返すことになったという。

 北村は「自分はもうここで終わりなのかみたいな感情に至るくらい、言語も僕らに何を伝えているのかわからない。その期間の心臓の鳴りようというか、そういうのは凄い覚えていますし、あの時くらいですかね。死を感じたのは」と語った。

 カサブランカの空港に無事に着陸した時には、機内では大きな拍手が起き、その後用意されたバスに乗り、陸路で5時間かけてタンジェに向かったが、その時に見た「あの朝日は忘れられないですね」としみじみと語った。

 北村はその経験について「実際に自分が、大げさかもしれないですけど死の淵みたいなところに立って、ああもう、自分はもうここで終わりなのかもしれないと思ったときに、仕事をする上でも生きていく上でも、大事にしている死生観みたいなところが凄く変わった」と言い「自分がこういう経験をするとは思わなかったですし、自分が九死に一生という体験をして、自分の中の人生のテーマがそこで決まったところがあったので。常にどう死ぬかではなく、僕はどう生きていくかを考えているし、日々自分にとって明日がある、それって幸せなことだなと再認識できる原点のような出来事だった」と説明した。

 当時は仕事に追われ「人としての生活を失うような感覚があった」と言うが、この経験で「今をどう生きるかが人生のモットー」になったという。「10分後に死ぬかもしれない、毎秒、毎分無駄にできないし、常に自分の心を豊かにするためにはどうするか、どう今を生きるのか。自分が笑顔になるためにはどうするかを常に考えています」と語り、仕事についても、様々な分野に挑戦する転機にもなったと語っていた。