きょうだいで撮った1枚

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父が経営する会社を支えるため、未経験からトラックドライバーの道へ進んだ女性ドライバーのありささん。トラックの免許取得から現場での経験、力仕事や運転の苦労を乗り越え、現在では仕事に誇りを持ってハンドルを握っている。
なぜ、トラックドライバーになることを決意したのか。そして、女性ドライバーとして感じる仕事の魅力ややりがいとは。トラックドライバーの仕事に向き合い続けるありささんに、その歩みを聞いた。

◆父の会社を救うため、下した決断

――トラックドライバーの仕事を始められたきっかけを教えてください。

ありさ:父が会社を経営しているのですが、数年前に大変な時期があったんです。従業員の方がケガをしたり、体調を崩してしまったりして、本当に人手が足りなくなっていました。

私はもともとトラックの免許を持っていたわけでもないですし、トラックドライバーに興味があったわけでもありませんでした。身体を動かす仕事は好きでしたが、父が廃業を考えているのを見て、「少しでも力になれたら」という思いが強くなりました。

弟と話し合い、「二人でトラックに乗って、変えていけるんちゃうか」という話になったんです。軽い気持ちではなく、本気で会社を支えたいと思って決めました。

――もし、お父様の会社が順調だったら、トラックドライバーにはなっていなかった?

ありさ:正直、なっていなかったと思います。私は以前、ドローン関連の会社に勤務していました。近い将来は海外へ行くことも考えていましたし、トラックドライバーになるなんて全く考えていませんでした。弟も以前は漁師をしていて、私と同じようにトラックに乗ることは頭になかったと思います。でも、父が悩んでいる姿を見て、「今、自分たちが動くしかない」と思ったんです。

――決断に迷いはありませんでしたか?

ありさ:父の力になりたいという気持ちが強かったので、迷いはありませんでした。それに、新しいことに挑戦できる機会って、人生でそんなに多くはないと思いましたし、「今しかない」という気持ちもありました。父にそのことを話した翌日には、トラックの免許を取るために教習所へ向かいましたから(笑)。

◆転職前はドローンを飛ばしていた

――以前のお仕事について教えてください。

ありさ:ドローンの操縦士資格を取得して、実際に飛ばして空からの景色を撮影する仕事をしていました。普段見ることのできない景色を見ることができて、すごくいい経験になりました。また、アート引越センターでアルバイトを2~3年していたこともあります。力仕事でしたが、もともと体を動かすことが好きなので、充実していました。