バスケ日韓戦で歴史的惨敗…韓国メディアが代表監督を徹底糾弾「独善的な“お山の大将”」「問題を問題と認識すらできない」
バスケ日韓戦の“大惨事”には理由があった。
【写真】「河村抑えきれず」日本に2日連続“歴史的敗戦”の韓国バスケ
韓国メディア『OSEN』が「韓日戦29点差惨敗の“東京大惨事”には理由があった…マズルス監督の独断的な代表チーム運営、協会の言うことも聞かない」と見出しを打ち、自国代表監督を厳しく批判している。
ラトビア出身のニコライ・マズルス監督率いる男子バスケ韓国代表は、8月15日と16日に東京・有明アリーナで開催された強化試合で日本相手に屈辱の2連敗を喫した。
試合内容、結果ともに惨憺たるものだった。韓国は第1戦で、八村塁と河村勇輝が合流した日本に対し68-88の20点差で大敗した。韓国バスケ史上、日韓戦における最大点差での完敗だった。

完璧に翻弄された試合だった。0-11で試合をスタートした韓国は右往左往した挙げ句、一時は39点差まで離された。日本が後半に“2陣”を投入して手加減したため、なんとか20点差にとどまった。すでに勝負が決した終了5分前には、再び八村を投入する「ショーマンシップ」も発揮された。
日本で「終戦の日」と呼ばれる8月15日は、韓国では「日本の植民地支配から解放されたことを祝う日」として「光復節(クァンボクチョル)」とされている。そのような日に喫した惨敗だけに、韓国バスケ界の雰囲気は最悪まで冷え込んだ。救いがあるとすれば、日本のNBAスター2人が圧倒的な実力を披露したことくらいだ。
一方の韓国は、NBAに挑戦するエースのイ・ヒョンジュンがいなかった。チェ・ジュニョンやソン・ギョチャン、アン・ヨンジュンなど、大型フォワード4人が同時に抜けていたという言い訳はあった。
同じ戦術の日本に2日連続で惨敗さらに大きな問題は第2戦で起きた。
日本は韓国との2連戦を回避した渡邊雄太のほか、第1戦に出場した八村と富永啓生も欠場し、事実上の「1.5軍」だった。その相手に対し、韓国はさらにひどい試合内容の末、66-95の29点差で惨敗した。日韓戦における過去最多点差の敗戦の屈辱を、わずか1日で更新した。
第1戦とまったく同じ展開の敗戦だった。序盤から13点を先行された韓国は、試合を通して引き回された。日本の速攻と3ポイントシュートになす術もなくやられた。第1戦と同じ戦術でやられているにもかかわらず、マズルス監督の対応策は皆無だった。
168cmの富樫勇樹と172cmの河村がツーガードでプレーした時間帯が圧巻だった。2人の選手が鮮やかなパスワークと圧倒的なスピードで韓国のガード陣をあしらった。八村がいた時よりも、むしろチーム全体のスピードと攻撃力は増していた。河村はアジアでは到底止められないレベルの選手へと成長していた。
日本が素晴らしかったのは確かだが、韓国が以前よりも“できなかった”からこそ起きた歴史的大惨事だった。
何より、マズルス監督の対応は最悪だった。守備における詳細な指示もないまま、ただ失点した選手を交代させるだけにとどまった。韓国が失点した際、激怒して選手のせいにする姿も頻繁に見られた。それでは選手たちは萎縮するしかない。明確な対策もないまま点差が大きく開くと、マズルス監督は試合を諦める様子さえ見せた。
試合後、指揮官は敗戦の責任を選手たちになすりつけた。同氏は「一部の選手が100%のコンディションで臨めなかった。ベストな戦力を揃えられなかった。パワーフォワードに穴があり、エディ・ダニエルとヨ・ジュンソクがそのポジションをこなさなければならなかった」と弁明した。

大型フォワードの相次ぐ離脱を埋めるのも、結局は監督の手腕だ。韓国が負けるにしても、このような無気力な采配があってはならない。
マズルス監督はゾーンディフェンスやプレスゾーンなどを練習させていたが、実戦では効果が出なかった。ヨ・ジュンソクも、代表ではすでにパワーフォワードをこなした経験が十分にある。ヨ・ジュンソクの実力が100%発揮されなかったのは個人の不振もあるが、監督の責任も大きい。八村のいない第2戦でさらに大差で負けたのは説明がつかない。
「“お山の大将”マズルス監督、協会幹部の助言も無視」マズルス監督が果たして代表監督として主要大会の準備を適切に行える手腕があるのか、疑う証言も飛び出した。
韓国バスケ界の関係者は「(W杯アジア予選)ウィンドウ3の台湾戦で、韓国は18点リードを守りきれずに逆転負けを喫した。協会内部からもマズルスの手腕を疑問視する声が上がった。実際にバスケ協会の幹部がマズルスと1対1で面談したと聞いている。マズルスに台湾戦での敗因と解決策を尋ねたところ、マズルスは“なぜ自分を信じずに攻撃してくるのか”と過敏に反応した。独善的なマインドを持つマズルスは、外部の意見を一切受け入れない」と明かした。
マズルス監督が初めて韓国に来た当時は、さまざまなデータの活用やビデオ分析が高く評価された。しかし数カ月が経った現在、彼の指導法には大きな疑問符が打たれている。
数字に囚われるあまり、チームで直面している問題を改善できていないというのだ。マズルス監督は特に、緊迫した試合中にそれを修正する能力がない。

関係者は「マズルスは自国のバスケが機能していないのに、相手の映像ばかり分析している。韓国人指導者に比べて守備での詳細な指示や取り決めがない。韓国は守備の構築から入るが、マズルスは根本的な考え方が違う。問題を問題と認識すらできない人物とは、話すら噛み合わない」と指摘した。
選手たちも「韓日戦の惨敗について申し上げる言葉もない。マズルス監督がどのようなバスケを目指しているのか、理解しきれなかった部分があった」と打ち明けた。
基本的な手腕はすでに備わっている優秀な選手が集まる代表チームだ。大枠での戦術連携が何よりも優先されるべきである。今回は連携を深める練習時間も十分に与えられていた。選手の個性を把握できていなかったという言い訳も、もはや通用しない。
マズルス監督は木を見て森を見ず、あまりにも細かい部分に固執する傾向がある。守備戦術の練習中に突然、特定の選手の攻撃時の癖を取り上げて怒り出すといった具合だ。全体のシステムとは無関係な指摘である。こうしたマズルス監督の指導法は、選手たちからの信頼も急速に失いつつある。
監督を代える時間も資金も能力もない最も深刻な問題は、マズルス監督の問題が露呈したものの、監督交代を行う時間がないことだ。
韓国はすぐさま28日にレバノンでW杯アジア予選ウィンドウ4を戦い、帰国する。31日には水原(スウォン)でサウジアラビアと対戦する。9月4日と6日には水原でフィリピンとの親善試合2連戦を行う。
その後、9月10日の愛知・名古屋アジア大会でサウジアラビアとの初戦を迎える。試合日程を消化するだけで手一杯だ。
結局、マズルス監督がこれまで数カ月間準備してきたシステムでアジア大会まで乗り切るしか残された道はない。
しかし、これまで指揮官が見せてきた試合内容からすれば、アジア大会での金メダル獲得の見通しは極めて悲観的だ。イ・ヒョンジュン、ヨ・ジュンソク、イ・ジョンヒョンら、韓国バスケ界を代表するスターたちの兵役問題と未来がかかっている。

関係者は「もう残された時間はない。マズルス監督が短期間で変わることは絶対にない。このまま進むしかない。ただ、イ・ヒョンジュンやアン・ヨンジュンらが合流すれば、個々の能力によって代表チームのパフォーマンスは今よりマシになるだろう」と期待を寄せる。
結局のところ、監督の手腕よりもエース頼みのバスケを通じて代表のパフォーマンスが勝手に改善することを祈るしかない、というわけだ。
(記事提供=OSEN)

