イベント「BLACK SAMURAI 富山 Homecoming」で盆踊りに参加し、笑顔を見せる八村塁(カメラ・松末 守司)

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 バスケットボール男子、NBAクリッパーズの八村塁(28)が22日、出身地の富山市内で初の公式凱旋イベントを開催し、故郷のファンの前で将来、地元のBリーグクラブである「富山グラウジーズでプレーしたい」と明言した。今季クリッパーズと2年契約を結んだばかり。加入希望時期については「今みたいなパフォーマンスができる時に来たい。僕が本当に体が動く時に来たい」と語った。

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 地元ファン約5000人の前で日本でプレーすることを力強く言い切った。会見で、地元でのプレーについて聞かれると「いつかプレーしたいなと思っている。富山グラウジーズも強くなると思う」と明言し、「富山の先輩の(馬場)雄大さんもリクルートして彼も一緒にやってもらおうと思う」と続けた。同じ富山市の奥田中出身で、日本代表でともにプレーする馬場(長崎ヴェルカ)とともに地元を盛り上げる構想を語り、会場を盛り上げた。

 さらに会場から移籍時期や現役期間まで深い質問が飛ぶ。八村は「まだ28歳でNBAでもできるんで…」と笑みを浮かべながら「今みたいなパフォーマンスができるうちに来たい。ベテランでベンチに座っているだけは嫌なんで。体が動けるうちに来たい。何年プレーするかはみなさん次第ですよね。盛り上がらなかったら1年でやめます」とファンをあおった。

 15日の韓国戦で、24年のパリ五輪以来となる日本代表に復帰した。27日からW杯2次予選初戦を迎え、28年ロサンゼルス五輪に向けての戦いが始まる。NBAでは、今オフにレイカーズからクリッパーズに移籍した。来季の目標について「スタメンになって、チームでも2番手、3番手のプレーヤーになりたい」と新天地での活躍を思い描いた。

 この日はグラウジーズの本拠地、富山市総合体育館で県内の小中学生200人を招待し、無料のバスケ教室を主催。和やかな雰囲気で子どもたちを指導した。「日本代表を強くしたい」と誰よりも代表を愛する頼れる男が、将来的な「富山でプレー」という構想を胸に秘め、世界と対峙(たいじ)し続ける。(松末 守司)

 ◆八村 塁(はちむら・るい)1998年2月8日、富山県生まれ。28歳。富山・奥田中でバスケットボールを始める。宮城・明成高で全国高校選抜優勝大会で3連覇し、強豪の米ゴンザガ大に進学。2015年に日本代表に初招集。19年に日本人初のドラフト1巡目指名でウィザーズに入団。23年にレイカーズに移籍し、来季はクリッパーズでプレーする。21年東京、24年パリ五輪出場。203センチ、104キロ。

 ◆富山グラウジーズ ホームタウンは富山市。北陸3県で初のプロスポーツクラブとして2006年に設立。ホームアリーナは富山市総合体育館。bjリーグには06〜07年シーズンから参戦。チーム名の「グラウジーズ」は富山県の県鳥で、象徴として県民から親しまれているライチョウに由来する。16〜17年シーズンからBリーグ。同リーグでの年間総合最高順位は20〜21年シーズンの7位。26〜27年シーズンから新リーグのBリーグプレミアの東地区に所属する。チームマスコットはグラッキー。