西武・おかわり 劇的23年連続弾!延長11回代打決勝、最多23発の満塁弾「本当に打てて良かった」
◇パ・リーグ 西武6―4楽天(2026年8月21日 楽天モバイル)
雨の影響で試合開始時間が30分遅れ、試合終了は午後11時23分。4時間53分の激闘を終え、鳴り物応援もなくなった深夜の仙台に西武ファンと“おかわり君”の笑顔が映えた。
2―2の延長11回2死満塁。代走で出ていた高松の打席で「代打・中村剛」が告げられると球場の雰囲気が一変した。カウント1―2。2度空振りした泰の150キロ直球を力感なく振り抜き、左越えの今季1号を決勝の満塁弾で飾った。
21年8月22日のオリックス戦以来、5年ぶりのグランドスラム。延長戦では初めてだ。既に2位以下を大きく引き離すプロ野球最多記録を更新する23本目になった。
メジャーではアレックス・ロドリゲス(ヤンキースなど)の25本が歴代最多。2位で23本のルー・ゲーリッグ(ヤンキース)に並び、“世界記録”も見えてきた。まさにミスター・満弾。「自分のバッティングをしようと打席に立った。本当に打てて良かった」とかみしめた。
7日のソフトバンク戦で今季初昇格。実は2軍でも今季2本の満塁弾があり、一撃必殺のパワーは健在だ。23年連続本塁打で現役最多482号。おかわりの異名通り連発を期待する声に「打てるように頑張りたい」とニヤリと笑った。
最下位の楽天に白星を落とさず、3位・日本ハムに1・5ゲーム差をつけた。激しい2位争いで勢いを再点火する豪快弾。西武の黄金期を知る43歳は「いい勝ち方ができた。次も勝てるように頑張りたい」と腕をぶした。(河西 崇)
≪延長での満塁弾は初≫中村剛(西)が11回に今季1号となる代打満塁本塁打を放ち、04年から23年連続本塁打に伸ばした。23年連続本塁打は89〜15年の谷繁元信の27年、野村克也の25年に次いで張本勲、門田博光に並ぶ歴代3位。同一球団では野村(南海=56〜77年)、王貞治(巨)、立浪和義(中)の22年を抜くプロ野球記録となった。中村剛の満塁本塁打は21年8月22日オリックス戦以来5年ぶり23本目で、自らのプロ野球記録を更新した。代打では2本目、延長戦では初めてだ。また、43歳0カ月での満塁弾は94年大島康徳(日)の43歳6カ月に次ぐ2番目の年長記録。

