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 ◇セ・リーグ 阪神1─4ヤクルト(2026年8月20日 京セラドーム)

 一部週刊誌で、女性への暴力が報じられた阪神・伊原陵人投手(26)が20日、無期限の2軍降格になった。球団が前日19日から複数回、事情聴取。本人が報道内容をおおむね認めたことで「見過ごすことができない事案」としてこの日、出場選手登録を外れた。コンディション不良で15日に登録抹消された才木に続き、先発ローテーション投手が優勝争いの佳境で痛恨の戦線離脱。チームはこの日、ヤクルト戦の連勝が7で止まり、優勝マジック点灯もお預けになった。

 優勝争いをするチームに水を差す、予期せぬ事態が起きた。一部週刊誌で女性への暴力が報じられた24年ドラフト1位・伊原の2軍降格が決まった。

 嶌村聡球団本部長がこの日、京セラドーム大阪で取材対応し「全ての野球ファンの皆さま、関係各所の皆さまに深くおわびを申し上げたい。プライベートな案件ではあるが、球団として見過ごすことはできないという結論に至った。こちらとしては猛省をうながし、本人も大きく反省をしている。世間をお騒がせしたということにおいて、抹消という措置を取った」と説明と謝罪をした。

 今季4勝2敗の伊原は、球団を通じ「この度は、ファンの皆さまをはじめ、多くの皆さまにご心配をおかけし、お騒がせしておりますこと、心よりおわび申し上げます」とコメントを出した。

 前日19日に「FRIDAY」が報じたことがきっかけ。今年1月にチームメートらと参加した飲み会で、酒を飲んだ状態で女性に暴言を吐き、髪を引っ張る、転倒をさせるなどの行為があったとされる。これを受け、球団は2日間にわたって本人に事情聴取。複数回実施したヒアリングで、報道内容をおおむね認めたことで、この日、出場選手登録を外れた。

 嶌村球団本部長は「伊原くんと交友関係がある方との案件。きっちり解決するように助言はした。プライベートな案件まで球団が介在する、しないというのは違う話」と厳格な言葉を並べた。被害女性への謝罪を含め、身辺の整理が付くまでは“無期限2軍”を示唆した。

 警察への被害届はなく、球団は罰金などの処分を科さない方針。今後は2軍で通常通りの練習を行うものの、本来なら25日からの中日戦3連戦での先発が見込まれただけに、チームにとっては痛手に他ならない。コンディション不良で15日に出場選手登録を外れた才木に続き、優勝争い真っただ中で、先発ローテーション投手が2人も離脱する事態となった。

 チームはこの日のヤクルト戦に競り負け、カード連勝は7で止まった。藤川監督は「しっかり横浜で戦うということに尽きる」と努めて前を向いた。優勝マジック点灯はお預けとなり、最短で22日に「27」がつく。足踏みせず、前進を続けるのみ、だ。(倉世古 洋平)

 《阪神M点灯は最短で22日》

○…首位・阪神が敗れ、2位・巨人が勝利。この結果、阪神の優勝へのマジックナンバー点灯は最短で22日に延びた。条件は阪神がDeNAに2連勝か1勝1分けで、巨人が広島に2連敗すれば「M27」が出る。