日テレNEWS NNN

写真拡大 (全9枚)

猛暑の影響で、夏休みの風物詩が変わりつつあります。かつて定番だったラジオ体操を実施しない地域が増えているほか、小学校で育てるアサガオが枯れてしまったり、市民プールがナイトプールを開始したりするなどの変化が起きています。

■ラジオ体操を知らない子どもも

街では、ラジオ体操を知らない子どももいるようです。

小学5年生
「昔はこんなのやってたんだなって思いました」

40代の母親
「一連の動きも知らないのはびっくりです」

――朝6時半にラジオ体操に行きたいですか?

小学5年生
「(夏休みに)何回かやってみたいです」

母親
「何回か? 夏休み毎日行くんだよ」

小学5年生
「え、そうなの……。毎日は無理でしょうね」

別の家庭では、こんな声も聞かれました。

40代の母親
「(自分たちの頃は)行くのが当たり前でした。やってもらえたら早起きにもなるし、いいなと思います」

小学6年生
うまい棒10本だったらいきます」

実際にラジオ体操に通っているという家庭からは、暑さへの懸念も聞かれます。

小学4年生と2年生の子ども
「朝眠いけど楽しいです」

40代の父親
「なかなかの日差しの中でのラジオ体操が厳しいかなと思います。毎日やらなくてもいいかなと」

■地域のラジオ体操が減少

ラジオ体操は国民の健康などのために約100年前に始まり、各地で夏休みの朝に行われてきました。

しかし、現在ラジオ体操を実施する地域が減っているといいます。理由としては、町内会など地域でラジオ体操を開く人の高齢化や、朝でも厳しい『暑さ』による子どもの熱中症への懸念などが挙げられています。

■アサガオ猛暑で枯れ…「観察どころじゃない」

暑さの影響は、小学校の夏休みの宿題の定番である「アサガオの観察」にも及んでいます。愛情を込めて育て始めてもすぐに猛暑で枯れてしまい、SNS上では「観察どころじゃない」といった声が上がっています。

アサガオを研究する九州大学大学院の仁田坂英二准教授によると、アサガオは本来、暑さに強い植物です。それでも枯れてしまう理由として、「猛暑で土の乾燥が早くなっている」ことを挙げています。

仁田坂准教授が挙げる、上手に育てるコツの一つ目は「水やりの頻度を増やす」ことです。例えば、朝昼晩の3回にしたり、土が乾いていたらそれ以上あげたりしても問題ないということです。

二つ目は、鉢の置き場所です。コンクリートの上に直接置くと日光の照り返しで土の乾燥が早まるため、理想は「芝生や土の上」に置くことだといいます。難しい場合は、ブロックの上にのせるなどして地面から距離をとるとよいとのことです。

■千葉市の市民プールではナイトプール開始

夏のプールにも変化が見られます。千葉市にある屋外市民プール「稲毛海浜公園プール」では2年前から、利用客の熱中症対策など安全面への配慮としてナイトプールを開始しました。

ナイトプールを始める前の年間来場者数は、およそ10年前と比べて5万人減少していましたが、ナイトプールを始めたところ、去年は前の年と比べて午後3時以降の来場者数が2万人増えたということです。日中の暑さを避けたい利用客の需要に応えているようです。