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 15日深夜に放送されるTBS系「バース・デイ」(土曜深夜0:58)は、卓球男子の若き至宝・松島輝空(19)に密着。パリ五輪での屈辱を糧に、世界ランキング3位まで昇り詰めた新エースの覚悟に迫る。

 来月に開幕を控えた「愛知・名古屋アジア大会」。日本男子として歴代最高位に並ぶ世界ランキング3位(2026年8月時点)に君臨する19歳、松島輝空への期待は高まるばかりだ。番組では2021年から5年間にわたり、彼の歩みを追い続けてきた。

 卓球界で4世代続く名門一家の長男として生まれた輝空。その日常はまさに卓球漬けだ。朝7時過ぎに起床し、わずか5分後には自宅2階の練習場へ。学校が終われば両親が営む卓球場へ向かい、帰宅後も1時間の仮眠を挟んで深夜まで5時間の猛練習に励む。

 2歳5か月でラケットを握り、小学1年から6年まで全国大会6連覇、中学2年でU-15世界王者と、輝かしい戦績を積み上げてきた。しかし、その裏では過酷な英才教育に「何度も逃げ出したいと思った」という葛藤もあった。「夢がなかったら、とっくに辞めていた」。彼を支えたのは「五輪金メダル」という揺るぎない目標だった。

 だが、2024年。最大の目標だったパリ五輪の代表選考会で、最後の一枠を逃した。補欠(リザーブ)として現地に帯同した彼は、仲間の戦いをスタンドから見つめるしかなかった。「(試合を見ていて)『負けろ』と思っていました。それくらい本当に悔しかった」と、当時の本音を明かした。

 その人生最大の屈辱が、彼を本物の怪物へと変えた。帰国後、母へ送った一通のLINEには「次は俺が行くから、待ってて」という決意がつづられていた。

 その言葉通り、松島は飛躍的な進化を遂げた。全日本選手権では準決勝で絶対的エースの張本智和を撃破。決勝でも代表争いを繰り広げた篠塚大登を退け、悲願の初優勝を果たした。勢いは止まらず、世界ランキング1位の王楚欽(中国)をも破る快挙を成し遂げ、ランキングでついに張本を追い抜いた。

 迎える9月のアジア大会。中国勢が圧倒的な強さを誇る厚い壁に対し、19歳のエースは言い切った。「出る限りは優勝しか狙っていない。今の自分なら、中国を倒す自信はあります」。日本卓球界の勢力図を塗り替えた19歳が、アジアの頂点に挑む。