支持率急落も反転する?(C)日刊ゲンダイ

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【永田町番外地】#89

高市首相“被災地利用PV”が大炎上! ピアノBGM付きでヘリから合掌、酷暑に汗一滴かかない不可解

 来年4月から飲食料品の消費税率が1%に減税される。高市首相が自民党内の一部強硬な減税反対勢力もねじ伏せ、5日の閣議決定に持ち込んだ。野党は消費税減税反対の大合唱だが、「少しは生活が楽になるかも」と受け止める国民有権者が多いだろう。皇室典範改正で急落した高市内閣の支持率も反転の気配だ。政府与党はこの勢いのまま、9月の税制改正大綱に盛り込み、秋の臨時国会で関連法案を成立させる構えでいる。

 とはいえ、問題は与党過半数割れの参院。政府与党は、オール野党が反対して先の国会で成立を阻まれた衆院の定数削減法案の早期成立も一緒に目指しており、大荒れ必至の秋の臨時国会になりそうだ。

 そんな中、自民党内でにわかに浮上してきたのが、来春の統一地方選に併せた早期解散論である。

「来年4月の統一地方選は、消費税減税実施の直後なので、当然、争点は食料品の税率が1%になってよかったかどうかの信任になります。自民党が負けることはなさそうなので、衆院選もぶつけようという作戦のようです」(全国紙政治部記者)

 もちろん、衆院解散で高市政権が改めて信任されたとしても、それで参院過半数割れが解消されるわけではなく、この半年も先の解散説浮上は、半分以上が野党議員への脅し、ブラフだと考えていい。

「2月の総選挙で消費税減税を公約に掲げて戦った野党が、その舌の根の乾かぬうちに減税反対の大合唱。“国民会議の議論が尽くされていない”とか“給付にすべきだ”と理屈をこねていますが、有権者は理解不能でしょう。議論ばかりで、いつまでたっても消費税率引き下げも物価高対策も実現しない。早く生活を楽にしてほしいと願う国民からしたら、高市首相の強引さを支持したくなるでしょうね。万が一、早期解散・総選挙になったら、野党は雲散霧消するかもしれない。現有の野党国会議員は絶対やりたくないでしょうし、選挙が近いとなれば消費税減税をまた言わざるをえなくなりますよ」(前出の記者)

 そうやって今から野党を揺さぶって、秋の臨時国会の参院乗り切りを図ろうというのが、早期解散説の狙いである。

 野党もここは腹を決めて傍観したらどうか。

 消費税減税は消費税創設以来、初めての試みである。結局、何が起きるか起きないのか、やってみなければ分からない。結果責任は高市自維連立政権が負えばいい。野党が攻めるのはそこからだろう。 (特命記者X)