Appleの暗号化されたクラウドストレージに対して、イギリス政府がバックドアを作成するよう2度目の命令を出していた件で、Appleが捜査権限審判所(IPT)に異議申し立てを行ったことがわかりました。

Apple launches legal challenge to UK attempt to access encrypted user data

https://www.ft.com/content/2cc9c96a-0e5b-4c33-a95a-3d11072a145c

Apple launches second legal challenge to UK iCloud backdoor order, per report - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2026/08/03/apple-launches-second-legal-challenge-to-uk-icloud-backdoor-order-per-report/

Apple launches legal challenge against UK government demand to access data | Apple | The Guardian

https://www.theguardian.com/technology/2026/aug/03/apple-legal-challenge-uk-government-data-access

Apple launches new legal battle over Home Office ‘backdoor’ iPhone access

https://www.telegraph.co.uk/business/2026/08/03/apple-launches-new-legal-battle-home-office-backdoor/

Appleは2025年初頭にもイギリス政府から、暗号化されたiCloudのデータへアクセスできるようなバックドアを作るよう求められ、IPTに異議申し立てを行っています。

イギリス政府がAppleに「全ユーザーのデータを取得できるバックドア」を設けるように求めていたことが報じられる - GIGAZINE



最終的には、閲覧対象にアメリカのユーザーも含まれていたことからアメリカ政府が出てくることになり、圧力を受けたイギリス政府が命令を撤回する形で問題は解決しました。

Appleに対するバックドア設置命令をイギリス政府が撤回したとアメリカ国家情報長官が報告 - GIGAZINE



しかしその後、イギリス政府はアメリカを巻き込まないようにした上で、再びバックドアの作成を命じていました。

Appleのクラウドストレージに対するバックドア作成をイギリス内務省が再び命じていたことが判明 - GIGAZINE



IPTの公開した書類によると、異議申し立てが行われたのは2026年7月のこと。Appleは前回の命令の時点で「過去、iCloudに対するマスターキーやバックドアを作成したことはなく、今後も作成するつもりはない」と明言しています。バックドア作成命令は、アメリカのトランプ大統領すら「中国に関して耳にするようなもの」と厳しい表現を用いていましたが、果たして2度目の今回は通すことができるのでしょうか。