河童像が盗まれた台座(筆者撮影)

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7月下旬、神奈川県海老名市を流れる目久尻川(めくじりがわ)の橋に設置された「河童(かっぱ)像」2体が何者かの手によって盗まれたことがわかった。

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「河童像」は、海老名市に古くから伝わる「河童伝説」を元にして1992年に銅像が設置された。元になった河童の伝説は「村人が刃物を使って悪さをする河童の目玉をくり抜き懲らしめる」という過激な内容であったが、設置された河童像は漫画のようにデフォルメされた可愛らしいデザインであり、手作りの服を着せてもらえるなど近隣住民から愛される存在であった。

そんな河童像2体だが、7月25日ごろに紛失。筆者が1日に現場へ向かった時点では台座から相当な力で引き抜かれたような痕跡が生々しく残っており、フェンスが設置され、立ち入り禁止テープが貼られていた。この状況から、やはり河童像は何者かに手によって盗まれたのは間違いだろう。

なお、河童像が設置された目久尻川の伊勢下村橋は、海老名駅から徒歩30分ほど歩いた場所にある。近くは畑や田んぼのほか住宅地などが広がっており、それなりに人口密度も高いため、犯行が行われた時間帯は人けのなかった深夜ないしは朝方ごろと思われる。

海老名市は市が公表したデータによると、昨年2025年(令和7年)の窃盗犯罪発生件数は667件となっており、増加傾向が続いている。

今回の河童像のような銅像が盗まれるケースでは、多くの場合が盗難後に転売されることが多く、その背景には銅の価格高騰など銅に需要が高まっている事などが挙げられる。

河童像は30年以上に渡り地元人に愛され続けてきたシンボルである。一日でも早い事件の解決が望まれる。