テレビ信州

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現職と新人の一騎打ちとなった長野県知事選挙。告示後初めての週末を迎え、25日・26日の土日、それぞれの候補は県内各地を精力的に回り、有権者に支持を訴えました。

県知事選挙に立候補しているのは届け出順に、現職で5期目を目指す阿部守一さん(65)と、新人で共産党県委員会副委員長の武田良介さん(46)の無所属2人です。

無所属・現 阿部守一候補
「これからも農業の振興のため、農村の発展のため、私阿部守一は全力で県政に取り組んでまいります」

26日、現職の阿部守一さんの姿は東筑摩郡山形村にありました。午前中は安曇野市や朝日村などを遊説しました。長野県知事として4期16年。豊富な実績を訴える阿部さんですが、実は今回、これまでとは異なるスタイルで支持拡大を図っています。

無所属・現 阿部守一候補
「今回、私の7つの未来って非常に漠然とした方向感を書かせていただいてる部分が多くて、むしろ皆さんと一緒に肉付けをしていきたい。ブラッシュアップしていきたい」

「ともに創る希望と安心7つの未来」をテーマに、阿部さんは有権者と直接意見の交わす対話集会を重視しています。松本市の会場には、阿部さんの政策に関心を持つ10人が集まりました。

参加者
「農地がこれだけある長野県で本当にあと5年10年で担い手が、さらにぐっと減ってしまうのが、やっぱり一番今、心配なことかなと思ってまして」
無所属・現 阿部守一候補
「一方で、潜在的には農業に魅力を感じている人たちもいるので、そういう人たちをつなげていくことが大事だなというふうに思います」

選挙戦で最も重視するのは、少人数での対話集会です。阿部さんは期間中、県内34か所で開く予定です。

この日、小県郡青木村で開かれた対話集会では…。

移住者
「みんな移住者になって」
無所属・現 阿部守一候補
「みんな移住者?」
移住者
「移住者なんですね」

移住者からは、地域ならではの課題も投げかけられました。

移住者
「子どもが小さいのでこの先、通学とかどうなるのか。中学校までは近いですが、高校になるとちょっと遠くて」
無所属・現 阿部守一候補
「移住してきて皆さん車って持ってる?車ないと暮らせない?」
移住者
「そうですね」
無所属・現 阿部守一候補
「社会全体のコストを考えたら、相当公共交通にお金を投入した方が社会全体のコストが少なく済みますよね」

有権者との対話を重ねながら臨む、5回目の知事選。各地で寄せられる声を聞き、政策への手応えを深めています。

無所属・現 阿部守一候補
「県民の皆さま方から具体的な課題や方向感をお聞かせいただくと、私が考えることだけでは、まだ抽象的だなというふうに正直感じますので、素晴らしい対話の場になっているなというふうに感じています」

雨模様となった26日の長野市。新人の武田良介さんは、市内を中心に街頭演説を重ねました。

無所属・新 武田良介候補
「今度の選挙でも、現職知事に聞いているんです。国が進めている医療費の4兆円の削減、あるいは病院を集約する、減らしていく地域医療構想。どう考えるのか。どうしても現職知事は、これに反対とはっきり言っていただけないんですね」

武田さんが訴えを強めているのは、16年続く現県政からの転換です。選挙戦では医療・介護制度の見直しや物価高騰で経営が厳しくなる中小企業への支援、中山間地で家族農業を営む世帯への支援などを訴えています。

「ご苦労さま」
「雨の中、ありがとうございます」

真夏の選挙戦。暑さとの闘いも欠かせません。

(何時起き?)
無所属・新 武田良介候補
「6時かな」
(夏バテ予防は?)
無所属・新 武田良介候補
「夜にウオーキング、ランニング、体動かして、体をつくるというか汗かけるようにしておくっていうか」

この日最後は、長野市豊野町の防災交流センターで個人演説会です。

無所属・新 武田良介候補
「台風19号災害をやっぱり思い起こしますね、防災センターということですのでね」

2019年に台風19号災害が発生した当時、武田さんは参議院議員でした。
長野市豊野町も浸水被害を受けました。

無所属・新 武田良介候補
「その経験を生かしてですね、さらに防災、減災の対策、力を尽くして頑張っていきたい。まず、そのことを皆さんにお約束申し上げたいと思います」

支援者からは災害対応での取り組みを評価する声も…。

支援者の女性
「武田さんが、当時の環境省の役人さんに(ごみを)9分別するのは被災者の責任じゃなくて、自治体の責任なんだっていうことを引き出してくれたんですよね」

共産党や県労連などでつくる団体の支援を受け、初めての知事選に挑む武田さん。有権者の手応えも感じているといいます。

無所属・新 武田良介候補
「阿部県政の転換ということを訴えて、その政治姿勢というのは一定程度、共感をいただいているかなというふうに思います」

現職と新人の一騎打ちとなった県知事選は、8月9日に投開票されます。