日本代表は北中米W杯で限界を見せたのか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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「日本代表の限界を見た」

 北中米ワールドカップでベスト32に終わった日本代表。その戦いぶりを振り返り、元Jリーガーの鄭大世氏はそう痛感したそうだ。

「圧倒的な個、これは身体能力以外あり得ない。日本が次のステップに行くには圧倒的な身体能力が不可欠。鈴木彩艶レベルの選手がもっと出てこないと厳しい。今回のワールドカップを見て、(日本が強くなるために)これ以上何をすればいいか分からない。正直、ベストを尽くしたと思います」

 鄭大世氏がこう語る背景には、日本代表が今大会で整えてきた環境もある。コーチに中村俊輔氏を新たに迎え、サポートメンバーとして吉田麻也氏、メンター役として南野拓実も帯同。ベースキャンプ地のナッシュビルには最新鋭の設備が整い、長友佑都も「過去最高の環境」と証言していた。
 
 それでも、鄭大世氏は日本サッカーの現状について厳しい見方を示す。

「育成年代もこれ以上は難しい。裾野を広げるという意味で、日本サッカー協会は指導者の育成も含め、やれることはやっている。おそらく協会も、これ以上何をすればいいか頭を悩ませているはずです」

 サポート体制や育成環境の充実を踏まえても、世界との決定的な差は「圧倒的な個」の存在--。そうした現実を突きつけられた大会だったというのが、鄭大世氏の見立てだ。

 森保一監督の続投(半年契約)が決まった日本代表。ベスト32の壁を乗り越え、その先の景色を見るための新たな一手が求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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