涙のワケあり結婚式!うっかり者だけど優しすぎる夫の誓い:YOUは何しに日本へ?

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日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「海よりも深堀っちゃうぞ、やさし〜いYOUのファミリーヒストリーSP」。“20日/海の日”は海よりも深いい95分で、果たして、どんな面白YOUに出会えるのか?

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成田国際空港で声をかけてくれたのは、南米・チリから来日する夫を待つセシリアさん(46歳)。「一緒に待ちましょう!」と誘ってもらえたので、もちろん待つことに。
夫のマルセロさん(44歳)と会うのは1ヵ月ちょいぶり。こうして待っている間も、とにかく落ち着かない様子だ。

入国した夫を見つけるや、一目散に駆け出すかわいいセシリアさん。夫も「ようやく僕のエンジェルに会えて嬉しいよ♡」と、久しぶりの妻にデレデレだ。
夫婦はチリで暮らしているが、夫の仕事の都合で、妻だけが1ヵ月ほど先に来日。
その目的とは、なんと「日本で結婚式を挙げること」だという。会場は、夫婦が初めて出会った思い出の明治神宮で、スタイルは日本の伝統的な“神前結婚式”だ。渋い!

しかしマルセロさんには不安があった。「結婚式で誓詞(せいし・誓いの言葉)を僕が読むんだけど、日本語で読まなきゃいけなくて、結婚式まで1ヵ月しかないからこれから猛練習するのさ、ヤバイよ」。
ところが、その肝心の誓詞の紙が見当たらないらしい……。改めて取材をお願いすると、快諾してくれたので密着決定。
結婚式の2週間前、訪れたのは小田原市(神奈川県)にある夫婦の滞在先。結婚後はチリを出て日本で暮らすそうで、6カ月前に中古物件を購入したばかりだ。


しかし、2人とも仕事が忙しく、荷ほどきする時間もなかったため、室内はまだ段ボールだらけ。この日は、マルセロさん主導で滞っていた家具の組み立てを始めたが、セシリアさんが昼食用のソーセージを茹で始めると、「僕がやる!」と言って代わり、グリルでパンも焼き始める。マルセロさんは普段から過激なほど優しいそうで、「私が重い荷物を持ってると怒る」というほど。


すると、なにやら焦げくさいニオイが……。グリル内のパンが真っ黒に焦げてしまった。
さらに、茹でていたソーセージも巨大化! 「ゴジラ級だ(笑)」とオチをつけるマルセロさんは、優しいけれど、ちょっぴりうっかり者のよう。
焦げたパンは新たに焼き直し、昼食のチリ風ホットドッグの準備が整った。セシリアさんの分はもちろんマルセロさんが作り、アボカドとトマトがてんこ盛り!


セシリアさんはアルゼンチンで日本人の両親のもとに生まれ、6歳の時、日本へ移住。
22歳から観光ガイドとして働いた。
一方のマルセロさんは、チリ・サンティアゴで誕生。初来日したマルセロさんを、3日間案内したのがセシリアさんだった。

初めて出会った場所は明治神宮。セシリアさんをキレイな人だと気に入ったマルセロさんは、境内のベンチで約3時間、互いの苦労話などを語り合った。そして、どんどん惹かれていったという。

その後も行く先々でお揃いのアクセサリーを贈ったり、通行人にぶつからないようさりげなくガードしたりと、とにかく紳士的。そんな優しさに触れ、「こんなに思ってくれて大切にしてくれて、人として向き合ってくれる。(人生を)一緒に歩いてくれる人だと気づいた」(セシリアさん)。
それから遠距離恋愛が始まり、マルセロさんは3ヵ月ごとに日本とチリを往復し、2年後にゴールイン! 「セシリアの両親が彼女と離れるのを寂しそうにしていたから、彼女がいつでも両親と会えるよう家を買い、日本に住むことにしたんだ」と、マルセロさんはどこまでも“セシリアさんファースト”だ。


この日は両家の初顔合わせ。夫婦が確認しているのは、神前式で新郎が神様に日本語で読み上げる誓いの言葉・誓詞だ。マルセロさん、やっぱり誓詞の紙を自宅に忘れてきてしまったため、もう一度明治神宮へ取りに行ったそう。
「明治神宮の大前を拝し」という冒頭からうまく読めず、日本語の難しさに頭を抱える。


結婚式の1週間前。夫婦の自宅にはチリから来日したマルセロさんの家族が集まっていた。母のベロニカさん(右)、叔母のヴィヴィアナさん(中)、叔母のアレハンドラさん(左)。
これからセシリアさんの実家がある群馬県桐生市へ向かい、両家の初顔合わせをするという。
ところがセシリアさんは、一人でお留守番。実は一昨日からトイレの調子が悪く、修理を頼んだため、それに対応することに。マルセロさんは「妻の両親はいつも息子みたいに良くしてくれるから全然大丈夫さ!」と話し、心配そうなセシリアさんを安心させるのだった。


車で3時間半後、4人はセシリアさんの実家に到着。母の友江さん(71歳)と父の栄治さん(69歳)がハグで出迎え、アルゼンチンで暮らした友江さんの手作りエンパナーダ(肉や野菜などの具材を生地に包み、オーブンで焼く南米の伝統料理)でもてなしてくれた。

そこへ現れたのは、セシリアさんの次男・リクさん(21歳)。実はセシリアさんはバツ1で、2人の息子(長男・ユウキさん/次男・リクさん)がいる。
リクさんが高校生の頃に離婚し、以降、セシリアさんと2人暮らしに……。生活は苦しかったが、セシリアさんは休日返上で働き、リクさんも炊事や洗濯などの家事を担い、親子二人三脚で乗り越えてきた。

大学進学を機に一人暮らしを始めたリクさんだが、学費や家賃を自分で負担しながらの生活は苦しかった。そんな話を聞いたマルセロさんは、「そんなにキツいんだったらうちに来なよ。俺はお父さんだから、できることはなんでもやるよ!」と申し出て、チリに呼んでくれたそうだ。
リクさんは「ちゃんと息子として扱ってくれたのがスゴく嬉しくて、2人が幸せなら自分も恩があるし、できることがあれば何でも手伝いたい」と、本音を打ち明けてくれた。


また、栄治さんもマルセロさんについて、「律儀でルールをちゃんと守る、優しく明るい良い人。2人が結婚してくれて幸せ」と太鼓判。
ただ友江さんだけは、マルセロさんを「アリババ」と呼ぶ。「うちの宝物を盗んで行った」と、娘を再び送り出す寂しさをのぞかせるのだった。それでもマルセロさんは、「こう言ってるけど、2人はちゃんと僕を家族と認めてくれているんだ。ご両親を悲しませないように、セシリアのことを大切にするよ」と、改めて宣言した。

結婚式の前日、誓詞の特訓をするマルセロさんの姿が。ローマ字でカンペを作り、懸命に読み上げるが、なかなかうまくいかない。


こうして迎えた結婚式当日。夫婦は別々に会場入りし、マルセロさんは運転する車内で「家族が見ているから一生懸命頑張るよ」と気合を入れた。
しかし! 抑えきれない緊張のあまり、会場への道を間違えてしまい……うっかり者の一面が発動(笑)。


なんとか明治神宮に到着し、紋付袴に着替えたマルセロさん。セシリアさんを迎えに行くと、白無垢姿の美しさに「キレイだね」とうっとり。あまりの美しさに見惚れ、時間も忘れてしばし立ち尽くしてしまった。
そして、いよいよ神前式がスタート。家族や友人など約50人が見守る中、まずは奉賽殿へゆっくり向かう参進の儀を。


奉賽殿に入り、いよいよマルセロさん最大の見せ場「誓詞奏上」。
1ヵ月の特訓の成果が実り、マルセロさんは滞りなく読み進めることに成功! 見事にやり遂げたのだった。


披露宴では、マルセロさんはゴジラのテーマに乗って入場、セシリアさんは2人の息子たちにエスコートされて入場した。仕事で忙しい長男・ユウキさんも、母を祝福するため駆けつけてくれた。


最後にセシリアさんが感謝を伝えたのは……2人の息子たちだった。
小さい頃から静かに見守ってくれたこと、時には怒り、悩んでいる母の相談に乗ってくれたこと、2人がいてくれたからこそ、マルセロさんと新たな道を開くことができたこと、すべてのことに感謝し「ありがとう」を伝える。息子たちも涙し、母とマルセロさんをしっかり抱きしめるのを見届けたところで密着は終了!

最後に「これからも2人で支え合って、幸せな家庭を築いていくよ!」と誓ったマルセロさん。セシリアさんと二人三脚で、どうか末永くお幸せに!