ドル円が高値圏で推移すると、「まだ円安は続くのか」「ここから買っていいのか」「介入はあるのか」と悩む個人投資家は多いでしょう。方向感があるように見えても、介入や要人発言、地政学リスクなどで一気に値動きが変わることもあります。


 トレード歴13年目のramenKing氏は、取材時点のドル円について「基本的には円安トレンドがベース」としながらも、「かなり触りづらい」と語ります。


 今回は、現在のドル円・ゴールドの見方、初心者が伸びるための練習法を聞きました。全5回の第5回。

 みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」


円安トレンドを覆す材料は、まだ見えにくい



 取材時点(2026/6/16)のドル円について、私は基本的には円安トレンドがベースにあると見ています。


為替介入もありましたが、それでもドル円は高い水準にあります。日銀の利上げのような材料が出ても、下に押されたところから円安方向に戻る動きが見られる。そう考えると、このトレンドを大きく覆す材料が何なのか、現時点では見えにくいと感じています。


 ただし、唯一気をつけるべきなのは為替介入です。


 介入のタイミングは、要人発言やヘッドライン次第です。財務相や政府関係者の発言予定、国会での発言タイミングなどは、Xなどでもある程度把握できます。そうした情報はかなり注意して見ています。


 長すぎるポジションを持ち、ロットを張りすぎていると、1回の介入でポジションを狩られる可能性があります。その点に注意すれば、基本的には円安方向という見方です。

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円安に見えても簡単に買えない理由



 ただ、円安方向に見ているからといって、ドル円を積極的に触りたいかというと、そうではありません。


今のドル円はかなり触りづらいです。他の通貨や商品を触った方が効率がいい場面もありますし、チャートの形としても触りやすいものがあります。


 ドル円は、買いで入るにしても介入のリスクがあります。一方で、ショートをずっと握るとマイナススワップが重くなります。しかも、いつ介入が来るかはわからない。不確実な要素が大きいのです。


方向感とトレードのしやすさは違います。相場観としては円安を見ていても、実際に入るかどうかは別問題です。リスクとリターンを考えたときに、今のドル円は正直触りづらいというのが率直な感覚です。

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指標トレードでやらないと決めていること



 重要な経済指標やイベントがあるとき、発表前にどちらかへ賭けるようなトレードはしません。


 発表後の値動きを見て、トレードできそうならエントリーします。指標そのものを避けるというより、事前にギャンブル的にポジションを持つことはしないという考えです。


 経済指標発表後に明確な方向が出ることもあります。その場合は、値動きを見てから入ればいい。予想で当てにいくよりも、実際に出た反応を見て判断する方が、自分のスタイルには合っています。


 これは、日銀のようなイベントでも同じです。サプライズで強い材料が出て、明らかに相場が走るなら飛び乗ることもあります。ただ、基本は値動きを確認してからです。

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長期では上、短期ではレンジ。ゴールドをどう見るか



ゴールドについては、長期的には上方向と言われることが多いです。月足の形を見ても、まだ上に行く可能性はあると思います。


 ただ、一時期のような強い上昇の勢いは薄れてきている印象です。株がリスクオフ方向に動いて下落する局面では、ゴールドも一緒に売られることがあります。昔のような「リスクオフならゴールドが逆行して上がる」という感覚は、かなり薄れていると思います。


 今は、どちらかに大きくブレイクするというより、大きなレンジの中で動いているように見ています。1日の値動きでも、比較的大きなレンジを形成することが多い。


 そのため、私のようにスキャルピングや短期デイトレードでやる人は、短めのポジションをどんどん取っていく方が合っていると思います。長期で積み立てる人であれば、落ちたところを押し目として拾う考え方でもいいでしょう。