日本戦で起死回生の同点ヘッドを決めたカゼミーロ(5番)。ルーラ大統領もそれまでは“交代”を願っていたようだ。(C)Getty Images

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 米大手ネットワークCNN』のブラジル電子版が伝えたのは、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シウバ大統領の興味深いコメントだ。北中米ワールドカップ・ラウンド32でブラジル代表が日本代表に2−1で逆転勝ちしたゲームを振り返り、セレソンを指揮するカルロ・アンチェロッティ監督に“謝意”を伝えたという。

 ルーラ大統領は日本戦の翌日の演説で、ハラハラしながら観戦していたと明かした。「私は日本との試合を観ていたが、本当に怖かったよ。みなさんもそうだったでしょう。日本に0−1とされた時、『しまった、どうするんだ』と動揺したのを覚えている」と回顧。そのうえで、「一緒に試合を観ていた人たちはみんな、『カゼミーロを代えろ』『あいつを代えろ』と言っていたね。私も同じことを考えていた」と告白した。
 
 日本戦のカゼミーロは佐野海舟の先制点に繋がるミスをするなど精彩を欠いていたが、56分に面目躍如の同点ヘッドを決めて見事チームを救った。ルーラ大統領は「そこで学ばせてもらったよ。後からあれこれ意見を言うのは本当に簡単だということ。アンチェロッティがカゼミーロを交代させなかったことに心から感謝したい。彼がゴールを決めたのだからね。誰だって好き勝手に意見は言えるんだ」と自省を込めながら、指揮官の采配を褒め称えた。

 ルーラ大統領といえば、先日イベントに出席した際、会場に訪れた子どもに「ブラジル代表で一番好きな選手は誰だい?」と尋ね、子どもが「ネイマール!」と即答すると、「彼は試合に出ていないからね。セレソンで最初の“在宅勤務選手”だ」と皮肉交じりに答え、ブラジル国内で話題を集めた。

 森保ジャパンに勝利したブラジルは現地7月5日、ベスト8進出を懸けてノルウェーと雌雄を決する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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