子猿のパンチで人気の市川市動植物園でサル山への「レーザーポインター」照射トラブル 使用者発見で「即刻退園」
オランウータンのぬいぐるみを母代わりに抱く姿で一躍人気となった子猿「パンチ」で人気の市川市動植物園(千葉県市川市)が2026年6月24日、サル山に向けて「レーザーポインター」を照射した来園者がいたとして注意喚起した。
「サル山に向けて、レーザーポインターを照射した事実が確認」
パンチは生後約半年のニホンザルで、母猿が育児をしなかったことから飼育員による人工保育で育てられた。子猿は通常、生まれた時から母猿にしがみついて生活するが、母のいないパンチは代わりにオランウータンのぬいぐるみにしがみついている。ぬいぐるみに甘えながらも懸命に群れに馴染もうとする姿が、SNSを中心に注目を集めた。
市川市動植物園には、パンチを見ようと国内だけでなく国外からも多くの来園者が訪れ、土日には入園待ちの列が発生するほどの盛況ぶりが続いている。
園は24日、「サル山に向けて、レーザーポインターを照射した事実が確認されました」と報告。「使用者を発見したら即刻退園といたします」と警告した。
同園を訪れる人々に向け、「お客様におかれましては、周囲に使用者を見かけましたら、ただちに最寄りの警備員又はスタッフに通報してください」と呼びかけた。
なお、レーザーポインターだけでなく「カメラのフラッシュも使用厳禁です」という。
海外からの来園者も多いことから、「The person using the laser pointer will be immediately removed from the park.(レーザーポインターを使用した者は、直ちに園から退去させられます)」と、英語でのアナウンスも投稿している。
「警備員は本日より、再発防止のための警戒を続けます」
同日夕の投稿では、「改めて確認しましたが、現在のところ、パンチを含めニホンザルたちに異状は見られません」と報告した。
今後について「警備員は本日より、再発防止のための警戒を続けます」とした上で、「引き続き、サル山の平穏とパンチの群れ入れに向けて 皆様のご協力をお願い申し上げます」と呼びかけている。
レーザーポインターは、レーザー光を照射して図表などを指し示す機器で、プレゼンテーションや教育現場などで広く利用されている。強い光を放つため、レーザーが直接目に入ると、網膜を損傷し視力の低下などを招く危険性がある。
光や影を追いかけて遊ぶ習性のあるネコのためのおもちゃとして販売されているものもあるが、安全に配慮された製品であっても、猫の目に光が当たらないよう注意する必要がある。
同園のケースでは、サル山に向けてレーザー光が照射されていることから、サルたちの目に直接光が当たるおそれのある危険な行為だ。

