ランクル250とイメージ重なるキャビン 9代目トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D(1) スリムなライトで刷新 ラダーフレーム強化
スリムなヘッドライトとハニカムグリルの新世代
タフに働くトヨタ・ハイラックスが、9代目へモデルチェンジした。英国の場合、フォード・レンジャーと並んで、ダブルキャブ・ピックアップトラックの2大勢力となっているが、ライバルの増加で今後の競争は激しさを増すと、同社は見込んでいる。
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「完全な新設計」というトヨタの主張を象徴するように、フロントマスクは刷新されモダンに。スリムなヘッドライトとハニカム状のグリルで、新世代であることを主張する。バッテリーEV版も登場したことは、AUTOCARの読者ならご存知だろう。

トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D 48V インヴィンシブルX(欧州仕様)
エンジン版は、203psの2.8L 4気筒ディーゼルターボで、基本的には2025年にアップデートを受けた8代目からのキャリーオーバー。電圧48Vのマイルド・ハイブリッドを採用する。トランスミッションは、6速オートマチックのみとなる。
強化されたラダーフレーム構造
新設計といっても、ボディ別体のラダーフレーム構造に変わりはない。フレームのサイドレールは厚みが増し、フロントのクロスメンバーは電動パワーステアリングの実装を受けて更新。サスペンションタワー部分も、強化されている。
サスペンションは、前がダブルウィッシュボーンで、ロアアームやブッシュが改良され、スタビライザーは高剛性に。後ろはリーフスプリングにリジットアクスルという従来的な構成だが、前側と同様に、スプリングとダンパーは新しい。

トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D 48V インヴィンシブルX(欧州仕様)
エンジンとボディのマウント部分も改良。ボディシェルは、剛性と遮音性を高めるべく、スポット溶接が36点増えたそうだ。荷台部分は、後方と側面へステップが追加されているが、形状に変更なし。シングルキャブは、廃盤となった。
トリムグレードは、英国ではアクティブ、アイコン、インヴィンシブル、インヴィンシブルXの4段階。価格は約4万4000ポンド(約924万円)からとなる。
ランクル250とイメージが重なるキャビン
キャビンは、新しいランドクルーザー 250とイメージが重なるもの。ダッシュボード上面は従来から35mm持ち上げられ、サイドウインドウのラインとほぼ水平になった。
そのダッシュボードのほか、ステアリングホイールにも物理ボタンが並び、エアコンや運転支援システムなど、主要機能はタッチモニターへ触れずに操作可能。ドライブモードや4WDモードのスイッチは、大きく押しやすい。人間工学へ配慮されたデザインだ。

トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D 48V インヴィンシブルX(欧州仕様)
中央のタッチモニターは、13.2インチと大きい。スマホと連携できる、アップル・カープレイとアンドロイド・オートに対応する。
快適性・堅牢性が向上したシート
フロントシートはクッションや表皮の素材が厚みを増し、快適性と堅牢性を向上。自然な運転姿勢を取れる。グローブボックスは2段あり、小物入れも充実している。
前方視界は広々としているが、ボンネットの膨らみが斜め前方の視界を僅かに遮る。表面が不自然に傾いて見え、慣れるまでは少しシックリ来ないかも。ドアミラーは大きく見やすく、全幅は1855mmと広すぎず、狭い道での取り回しの良さを維持している。

トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D 48V インヴィンシブルX(欧州仕様)
後席は、前席ほどのゆとりはない。頭上は広々としているが、膝前の余裕は限られる。
2026年末には、リアシートを車両から降ろせるオプションが英国向けに提供されるとか。後席側の空間は荷物置き場として用いられることが多く、雨でも濡れず、盗難にも会いにくいため、支持を集めると予想されている。
気になる走りの印象とスペックは、トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D(2)にて。
