加えて、固定費を下げてから独立すること、収入の再現性、つまり安定した顧客や継続的な売上の見込みがあるかを確認することも欠かせないという。

「独立は『いけそう』で決めるものではありません。前提になるのは、『崩れない設計』です」

石川さんの失敗は、夢を見たことそのものではない。うまくいっている時の数字を、そのまま未来の現実だと信じてしまったことにあるのだろう。

会社員を辞めるという決断は、自由を得る一歩であると同時に、家計の土台を自ら外す行為でもある。だからこそ必要なのは勢いではなく、最悪の事態にも耐えられる設計図なのだ。

桜井潤一
ユニバーサルバンク代表。財務コンサルタント。早稲田大学卒業後、大手銀行に24年間勤務。2020年株式会社ユニバーサルバンク設立。富裕層の資産運用から、数十億の法人融資まで1,000社以上の審査と支援を経験。「銀行を超えた銀行を創る」という思いから2020年独立、「株式会社ユニバーサルバンク」設立。3,000万円以上の自己投資をして起業初年度から年商1億5,000万円のビジネススクールを経営、提供するセミナーも6,000人以上が受講。「真に豊かな人生を送れる人を増やしたい」という想いから、財務×ビジネス×資産形成を融合したReal Wealth®︎プログラムを開発