JRT四国放送

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財布やスマホを拾って、警察署や交番に届けたことがあるという方もいると思います。

年々増加する落とし物への対策として、県警は北島町に2024年に遺失物センターを開設しました。

開設から1年、その運用状況を取材しました。

(記者)
「遺失物センターが北島町に完成して約1年が経過しました。現在どのように稼働しているのでしょうか?」

落とし物を専門に扱う遺失物センター。

徳島板野警察署の隣に、約3600万円かけて2024年12月に完成しました。

(記者)
「なぜ遺失物センターができたのか?」

(県警会計課・木具篤史 次長)
「近年、拾得物の届け出というのが増加傾向にあります」
「そこで遺失物センターを開設して、可能な限り拾得物の届け出先をセンターに集約していく」

遺失物センターの中に入ると、2人の職員が窓口で対応します。

(遺失物センター窓口)
「落とし物をされた方がいらっしゃった時き、遺失届という届け出を作成するという仕事をしている」

拾った落とし物は、遺失物センターの窓口に持っていくと、手続きが始まります。

住所や氏名、拾った場所などの届け出のあと、持ち主が現れなかった場合に、拾い主が所有権を得るか得ないかを確認されます。


(遺失物センター窓口)
「このお財布と1万円、3か月落とし主が現れなかったとき、貰える権利どうしますか?」

(記者)
「権利を貰います」

ほかにも、落とし主が現れた場合に御礼金をもらえる権利や、落とし物を届けるまでに発生した交通費を請求できる権利などもあります。

(記者)
「どのような用件で?」

(利用者)
「遺失物がここ(遺失物センター)に届けられてますという、連絡がきたので取りに来た」

(記者)
「何か紛失していたのか?」

(利用者)
「多分忘れていた、お店に」

こちらの女性は、ショッピングモールにカードを忘れていて、遺失物センターを経由して手元に返ってきました。

このような流れで、落とし物は遺失物センターに届けられます。

では、どのように管理されているのでしょうか?

(県警会計課・木具篤史 次長)
「拾得物として届けられた物品は、こちらの倉庫で管理しています」

ショッピングセンターや公共施設などから集められた落とし物。

その数、年間で約14万点にも上り、年々増加傾向にあるそうです。

(県警会計課・木具篤史 次長)
「数として多いのはクレジットカードやキャッシュカード、各種会員証などのカード類・証明証類が多い」

クリスマスシーズンに落としたクマのぬいぐるみや、大人用・子ども用の靴など、保存期間は3か月間。

種類は多岐にわたります。

(記者)
「最近の落とし物の傾向は?」

(県警会計課・木具篤史 次長)
「最近は、こちらに並べているモバイルバッテリーや電子タバコ、ワイヤレスイヤホンなど」
「小型の電気機器、これの落とし物が非常に増えている」
「店舗などからの届け出だと、買ってそのまま忘れていると思うのですが、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの落とし物もある」

(県警会計課・木具篤史 次長)
「3か月経っても落とした人が現れない場合、拾得者に連絡してお引き渡しをする」
「拾得者の方もその物品不要の場合については、県への帰属物品となりまして、県への所有物となる」
「帰属物品は、売却できるものは売却する、使えない物品については廃棄するという流れになる」

売却は半年に一度程度行われ、2024年では約116万円、現金もあわせた県への帰属金は約1860万円にも上りました。

そして、警察職員の業務の効率化を図ることなどを目的に、オンラインでの届け出も新たに始めました。

(県警会計課・木具篤史 次長)
「近年、落とし物の数というのは非常に増えている状況。携帯電話や財布など生活に影響が大きいものにつきまして、しっかりと管理をしてもらって、万が一なくした場合は、遺失物センターや最寄りの警察署にお問い合わせをしてほしい」

遺失物センターが開設されて1年。

業務量は増加の一途ですが、センターではまずは落とし物をしないよう呼びかけていきたいとしています。

また2月3日から4日にかけ、自動ガイダンスで遺失物センターを騙る不審な電話の相談が県警に寄せられています。

ご注意ください。