現在は第2期が放送中で、物語は民俗学的なオカルトへと踏み込んでいきます。「因習」などの要素が好きな方にもおすすめです。アニメならではの演出やテンポにも毎話驚かされます。特に第1期7話は、原作で展開を知っていたにもかかわらず、思わず涙してしまいました。「アクロバティックさらさら」の”生前”を描く回想から、最後のバレエ場面はまさに芸術と呼ぶにふさわしい名シーンでした。

ここでひとつ、怖い話をさせてください。私がいつも説明に困るのは、主人公のひとりオカルンの呪いのきっかけです。心霊スポットでターボババアに遭遇し「あるもの」を奪われるのですが、ネタバレや昨今のコンプライアンスを考えると、口にするのもはばかられます。ああ、なんて怖い。「奴はとんでもないものを盗んでいきました」と、『カリオストロの城』銭形警部の台詞を借りるのが私は一番しっくりきています。何を失ったのか――ぜひその答えはご自身の目で確かめてください。そして、私のこの話を信じるか信じないかはあなた次第です。(今回どうしてもこのワンフレーズを入れたかったゆえの余談です。お付き合いいただきありがとうございます)

【関連写真】八木さんが一番くじで手に入れたセルポ星人とオカルンをチェック!

『ダンダダン』は、オカルトという非日常の中でこそ輝く、10代のまぶしい青春が詰まったアニメです。笑って、驚いて、ちょっぴり泣ける――そんな”全部乗せ”の魅力を、ぜひ味わってみてください。