夏休み期間に久しぶりの帰省をされる方も多いのでは。「そろそろ実家の片づけを…」と思っていても、どこから手をつけたらいいか分からなかったり、「親にどうきり出そう…」とためらってしまったりしませんか? 時間×片付けコンサルタントの下村志保美さんによると、そんなときは「お手伝い」のついでにできる、ちょっとしたアイデアをきっかけにしてみるのがおすすめだそう。今回は下村さんの、親世代にも受け入れられやすく、しかも感謝される「帰省中にできる3つの片付けアイデア」をご紹介します。

電球は「LED」に交換して未来の転倒事故を防ぐ

実家の廊下やトイレ、洗面所など、昔ながらの電球がそのまま使われていませんか? 高い場所にある電球がきれたとき、親がイスや脚立にのぼって交換しようとするのは、転倒事故の大きな原因になります。

そこで、帰省時にLED電球を持参、もしくは実家近くで購入して交換してみてはいかがでしょうか。LEDは長寿命で、数年に一度の交換ですむので、高所作業の頻度を大幅に減らすことができます。

「たかが電球」と思われるかもしれませんが、これだけで親のケガを未然に防げるのです。「全部取り替えておいたから、もう大丈夫だよ」と伝えれば、親も安心してくれるはず。

洋服は「捨てる」のではなく「役に立つ」ことを

実家の片づけで多いのが「洋服」問題です。タンスやクローゼットに何年も前の洋服がぎっしり…というのはよくある話。でも「まだ着られるし」「もったいないし」という思いが強く、なかなか手放せないのが親世代です。

おすすめは捨てずに寄付。たとえば私が活用している「古着deワクチン」は、不要になった衣類を送ると、ラオスの子どもたちのワクチン支援につながるという仕組みです(キットは3300円で購入が必要)。

帰省のついでに衣類を送るキットを持参し、「これ、一緒に送らない?」と声をかけてみると、意外とすんなり手放せるかもしれません。洋服と一緒に思いも整理されていきますよ。

アルバムは「デジタル」にして思い出を整理するきっかけに

押し入れやタンスの奥にしまい込まれたアルバム、写真がぐちゃぐちゃになった引き出し…。思い出の写真は親世代にとって大切な宝物ですが、どこになにがあるか分からず、そのまま放置されていることも多いです。

そこでおすすめなのが、写真をスマホで撮影して、デジタルアルバムにする方法。難しく考える必要はなく、その写真が親のスマホやタブレット、可能ならテレビなどで見られるようにしてあげるだけです。

「この写真、孫にも見せたいね」「これ、懐かしいね」と思い出話に花を咲かせながら、一緒に選んでいくと、写真の整理も楽しい時間に変わります。

アルバムは、家族で楽しむものなので完璧なものに仕上げる必要もありませんよ。

無理せず楽しく片付ける

親の家の片付けは、なかなか思うように進まないもの。でも「だれかの役に立つ」「安全になる」「思い出を分かち合う」といった目的があると、親も素直に受け入れてくれることが多いです。

無理やり説得するのではなく、自然な流れで「一緒にやってみよう」と声をかけられると、お互い気持ちよく進められますよ。

今年の夏は帰省をきっかけに、少しだけ実家に「新しい風」を届けてみませんか?