「腐ったら終わりだと思っていた」デンマーク王者に完全移籍の鈴木淳之介が湘南での雌伏の日々を回想
帝京大可児高を卒業後の2022年に湘南でプロキャリアをスタートした鈴木は、1年目はリーグ戦で出番がなかった。21歳は当時を、こう振り返る。
「高校とは何もかも違いましたし、最初はサッカー人生で一番、壁に当たった感じでした。すべてが違いすぎて『どうしよう』という時期でした。勘違いして、やれると思っていた。その希望を砕かれました。『自分はこの先、この世界でやっていけるのか』と、すごく不安でした」
「同期が試合に出て嬉しい反面、自分が試合に出られないのは悔しくて、結構きつかったです。腐ったら終わりだと思っていました。それだけはやめようと、練習や練習試合に臨んでいました。良いチャンスが来た時、しっかりと掴めるように取り組んでいました」
転機は3年目に訪れた。24年6月のJ1第17節・ガンバ大阪戦(1−2)で、それまでのボランチではなくセンターバックでスタメン出場を果たす。「戸惑いより、試合に出られる喜びの方が大きかった」という鈴木は、並々ならぬ覚悟でピッチに立っていた。
「それまでにないチャンスだったので、これでダメだったら、サッカー人生がそれまで。人生がかかっていると思い、試合に挑みました」
【画像】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの“元恋人&パートナー”たちを年代順に一挙公開!
コンバートは成功。後方からの正確なパスワークで攻撃の起点になるなど、才能を開花させ、G大阪戦後にスタメンに定着。24年は、リーグ戦で23試合に出場した。
「(CBは)自分の持ち味が出るポジション。自信になりましたし、上を目ざせるきっかけをもらった。楽しいシーズンでした」
その後、今年6月には日本代表に初選出され、インドネシア戦(6−0)では先発に抜擢され、チームの勝利に貢献した。
今では守備についても「ガツンと行けるようになりました。いつの間にか成長していたので、ラッキーって感じです」と手応えを感じている。
渡欧を前に、「常に上を目ざしていますし、さらに頑張らないといけない。今の自分に満足せずにこれからも成長して、もっと良い選手になりたいです」と意気込む。
鈴木は新天地のデンマークで、さらなる高みを目ざす。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
