母親版『96時間』?ミラ・ジョヴォヴィッチ、アクションスリラー映画『Protector』で娘の救出劇演じる
人気ビデオゲームを映画化した『バイオハザード』シリーズのアリス役で知られるミラ・ジョヴォヴィッチが、アクションスリラー映画『Protector(原題)』に主演することが明らかとなった。米が報じている。
本作でジョヴォヴィッチは、かつて戦争の英雄だったニッキー役を演じる。娘のクロエを健やかに育てるために、暴力的な過去を捨てたと信じていたニッキーが廃工場で目を覚ますと、クロエが誘拐されていた。ニッキーは警察と軍隊の両方に追われながら、娘を取り戻すために暗黒街を探索することになる……。
『Protector』は、誘拐された娘を救出するために父親が死闘を繰り広げたリーアム・ニーソン主演のアクション映画『96時間』(2008)的な作品と称されており、監督を務めるのは、『ランボー ラスト・ブラッド』(2019)『ブラック・デーモン 絶体絶命』(2024)などでメガホンをとったエイドリアン・グランバーグ。脚本は、本作で脚本家デビューを飾るボン=シーブ・ムンが手がける。
プロデューサーに名を連ねるのは、シーブ・ムン、『大脱出2』(2018)のアリアンヌ・フレイザー、『ブラック・デーモン 絶体絶命』でグランバーグと組んだデルフィーヌ・ペリエ、ケネス・キム。『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014)などでスタント・コーディネーターを務めた格闘家のホスン・パクも、プロデューサー兼スタントコーディネーターとして参加する。
『Protector』は、ラスベガスで開催中の映画産業見本市AMERICAN FILM MARKET 2024に出展されている。
『バイオハザード』シリーズで激しい戦闘シーンやスタントをこなしたジョヴォヴィッチは、アクション俳優としての地位を確固たるものにしている。一方で、重厚な人間ドラマを描いた『めぐり逢う大地』(2000)や犯罪サスペンス映画『ノー・グッド・シングス』(2002)などにも主演しており、様々なジャンル作品で培った演技力で、何としてでも娘を救おうとする母親の心理を巧みに体現してくれそうだ。
『Protector』は、2024年内にニューメキシコ州で撮影開始予定。ほかジョヴォヴィッチは、巨匠ジョージ・A・ロメロ監督が遺した「リビング・デッド」シリーズの最新作でゾンビとの戦いに再び身を投じることもわかっている。
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