低山ハイカー英武ゆう（えいぶゆう）が指南する、登山で「正しい水分補給」の重要性

低山ハイカー英武ゆう（えいぶゆう）氏がウェブセミナーで、自身の経験を基にした「登山での適切な水分補給のタイミングと量」について詳しく解説した。まず、水分補給のタイミングが重要な理由について、「どのタイミングでどのくらいの量を飲めばいいのかをきちんと認識しているでしょうか？なんとなく飲んでいるんじゃないかなと思います」と、視聴者に問いかけを行い、登山者の意識改革を促した。

英武ゆう（えいぶゆう）氏は、正しい水分補給をしないことによるリスクについても指摘。「軽度の症状では汗をかいたり、喉が渇いたり。進行するとめまい、吐き気、最悪の場合、臓器機能の停止につながり、死亡に至るケースもあります」と述べ、正しい水分補給の重要性を強調。また、登山中は助けを求めることが難しい状況にあるため、自己管理の徹底を呼び掛けた。

さらに、運動や登山中のみならず、毎朝の寝起きから脱水症状が潜んでいることを指摘。朝起きてから2回目のトイレでようやく脱水症状が解消されるとし、「2回目のトイレが終わった時点でようやく登山をしてもいい状態になる」と語った。

登山中の水分補給の具体的な方法については、「30分おきに少量ずつ水を飲むことが大事」とアドバイス。大量の水を一度に摂取しても体外に排出されてしまうため、少量ずつの摂取で効率的な水分補給を推奨する。また、登山スタイルに応じた水分摂取方法として、ペットボトルやハイドレーションシステムの併用を紹介し、「私個人的にはハイドレーションが便利なのでおすすめです」と自身の推奨スタイルを共有した。

動画の最後には、「自分に必要な水分量を知って、安全に登山を楽しみましょう」と締めくくり、今後もウェブセミナーで登山に役立つ情報を発信していくと宣言した。