【ソフトバンク】小久保裕紀監督、逆転日本一へ近藤健介の先発起用を示唆「(症状は)改善傾向にある」
2日に予定されていたDeNA―ソフトバンクの「SMBC日本シリーズ2024」の第6戦(横浜)は、悪天候のため中止となった。この試合は、3日午後6時開始に順延となった。
ここまでの対戦成績は2勝3敗。4年ぶりの日本一に向けて、1戦も落とせなくなったチームはこの日、軽めのメニューによる調整を行った。
練習前、取材に応じた小久保裕紀監督は「雨降って地固まる、でいい雨だと思います」と、崖っぷちでの雨天順延にニヤリ。「きのう(1日)の移動日だけでなく、きょう(2日)も空いたのは逆にプラス」と、選手の疲労回復につながる点を前向きに捉えた。
その後、DH制のない第6戦以降でのポイントに挙がる、近藤健介外野手の起用法について言及。9月16日オリックス戦(京セラドーム)での右足首捻挫後は、まだ一度も守備に就いていない状況だ。指揮官は「最終決定はあす(3日)のミーティングで決める」と前置き。そのうえで「(患部の症状は)悪化していないみたい。病院(の受診結果)も改善傾向にある」と、先発で復帰後初となる守備に就かせることを前向きに検討した。
「リセットされた状態であす、あさって(4日)勝って日本一になるだけ」と小久保監督。今季、パ・リーグ唯一となる打率3割をマークした左打者の力をフルに発揮させ、20年以来の悲願をつかみ取る覚悟だ。