【DeNA】ケイが日本シリーズでは球団初の助っ人勝利投手 左6人のソフトB打線を封じたバッテリーの戦略
◆SMBC日本シリーズ2024第4戦 ソフトバンク―DeNA(30日・みずほペイペイドーム福岡)
DeNAの先発・ケイが7回4安打無失点で日本シリーズ初登板初勝利。外国人投手では球団初の勝利投手となった。
三浦監督が「抜群だった。ストレートのキレも変化球のコントロールもよかった」と絶賛した快投。初回から2回先頭の山川まで4者連続三振の好スタートで波に乗った。
巨人を封じたCS最終ステージの状態を維持していた左腕。捕手の戸柱は試合前のブルペン投球で「ストレートとツーシームがものすごくよかった。いい球をどんどん使おうと。打者優先よりは投手主体(の配球)でいこうと」と決断。最速155キロの直球に「シーズンではあんなに使わなかった」という左打者の内角へのツーシームを多投することで、カットボールやスライダー、チェンジアップなどタイミングを外す他の変化球の効果を増大させた。
ケイも「変化球に向こうが対応できていない部分もあったので、スライダーだったりカットボールだったりうまく混ぜながら抑えることができた」と投球内容を振り返った。パワー型のイメージが強かった従来とはひと味違う投球スタイルが、情報戦になりがちな大舞台での好投につながった。