担当の大場スカウトと巨人育成2位の堀江正太郎投手(カメラ・水上 智恵)

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 巨人に育成ドラフト2位で指名された文星芸大付の堀江正太郎投手(18)が29日、同校で榑松スカウト部次長、大場担当スカウトから指名あいさつを受けた。最速147キロ右腕は「今はようやく実感がでてきたいと言いますか、ホッとした気持ちです。これからプロ野球で自分が小さい頃から夢見ていた世界でプレーできるんだなって気持ちでいっぱいです」と喜んだ。

 堀江は187センチ、88キロの長身から最速147キロを誇る直球が魅力。3年夏の県大会では19三振を奪った経験もある。担当の大場スカウトは「身長も高くてストレートも速くてスケールの大きい投手。そこが1番の魅力で変化球のコントロール、スライダー、カットボールが非常にいいので将来的に先発ローテのピッチャーになるんじゃないかと期待して追いかけてきました」とコメントした。

 大の巨人ファンだという右腕は「自分が投手を始めた理由も菅野さんだったので、同じボール、それを超えるボールを投げたいと思ってやってきた。そうやって評価してもらえたのはうれしいことですし、いつか菅野さんに追いついて追い越せるように頑張りたいと思います」と力強い言葉を口にした。「まずは支配下になることが目標。そこから1軍でローテーションに入ってしっかり勝てるようになりたいと思います」。育成からはい上がり、背番号18のような球界を代表する投手となる。

 ◆堀江 正太郎(ほりえ・しょうたろう)2006年10月8日、東京都生まれ。18歳。小学4年から野球を始め、中学時代は東東京ポニーに所属。文星芸術大付では1年秋からベンチ入り。2年夏の栃木大会では全5試合に救援登板して甲子園出場。2年秋からエースになり、3年夏の栃木大会2回戦・足利戦では1試合19K。持ち球はスライダー、フォークなど。187センチ、88キロ。右投右打。