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 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、都内のホテルで行われ、日本ハムの新庄剛志監督(52)が外れ1位の抽選で同じ福岡出身の福岡大大濠の二刀流右腕・柴田獅子(れお)投手(18)を引き当てた。

 まさに運命に引き寄せられた2人だった。

 2006年4月18日。この日は新庄監督が東京ドームで行われた日本ハム―オリックスの2回に本塁打を放った後「28年間、思う存分野球を楽しんだぜ!今年でユニホームを脱ぎます打法」「タイガースで11年、アメリカで3年、日本ハムで3年…今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました」と突然、現役引退を発表した日だった。今から18年前。そして、新庄監督が外れ1位でソフトバンクと競合し、クジ引きで引き当てた柴田の生まれた日でもあった。

 運命の一日に、運命的過ぎるドラマを生んだクジ引き。「2006年4月18日」という日に気づいたファンから「なんと!新庄引退宣言のあの試合の日生まれなのか柴田獅子選手!!しかも福岡出身!これは運命だわぁ〜。すごい」「新庄監督のもとで成長していく姿が楽しみ」「柴田獅子、新庄監督と結ばれる運命だった」「赤い糸で結ばれていた」「それは小久保監督勝てないよ…」「さすがエンタ―テイナー。運命だね」など感嘆の声がネット上に上がった。

 新庄監督は言った。「凄くない?CSで負けた小久保ホークスで、この借りはなんとか返そうと…。そしたら勝った。バットの軌道が大谷選手にそっくりなんです」

 最速149キロに加え、高校通算19本塁打と二刀流の可能性を秘める18歳と、常識にとらわれず常に挑戦する人生を歩んできた新庄監督の、二人三脚での“運命の物語”から目が離せない。