小笠原慎之介(C)日刊ゲンダイ

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 22日、中日の左腕・小笠原慎之介(27)がポスティングによるメジャー挑戦を球団から容認された。

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 かねてメジャー志向を公言していた左腕は今季、5勝11敗、防御率3.12ながら、22年は2ケタ勝利をマーク。今季まで4年連続で規定投球回に達している。

 すでに、パドレス・松井裕樹と同じ「WME」と代理人契約を結んでおり、夢の実現に一歩近づいた。

 関係者によれば、本人は自分自身に期待する気持ちがある一方で、本当に色よいオファーが来るのか、と不安も感じているそうだが、複数球団が獲得に向けて動くとみられる。

 さるア・リーグのスカウトは、「先発4、5番手の評価。アッパースイングが全盛のメジャーにおいて、大きく割れるカーブは武器になる。同じ左腕のカブス・今永の活躍も、追い風になりそうです」と明かす。

 今永の契約は4年総額約77億円。ここまでの好条件を得られるかどうかはともかく、「かねて日本人投手は評価が高い上、小笠原は27歳とまだ若い。3年総額15〜20億円規模の契約を結んでも不思議ではない」とは、前出のスカウト。

 本人の不安とは裏腹に、それなりの条件で海を渡れそうな気配だ。

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 中日にとっては小笠原の穴を埋める補強も喫緊の課題だが、他にも課題は山積みだ。そのひとつが「中田翔の扱い」で、いま中日では中田翔を巡るジレンマが発生しているようだ。いったいどういうことか。

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