手越祐也(C)日刊ゲンダイ

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 手越祐也(36)がSNSの話題を独占したのは10月13日に放映されたバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)でのこと。4年ぶりとなった番組で、内村光良(60)、宮川大輔(52)と“男3人祭り”を復活させると、Xは「大好きだった頃のイッテQが戻ってきた」「早くレギュラーに戻ってきて」「手越待ってた」など歓迎のポストが相次ぎトレンド入り。民放見逃し配信のTVer「バラエティランキング」の1位になった。

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 手越といえば、15歳のときにNEWSの一員としてデビュー。底抜けの明るさとポジティブな性格、アイドルながらも女性遍歴を隠さないチャラ男キャラでブレークした。19歳で「イッテQ!」に抜てきされ、世界で行われる祭りや儀式、競技に体当たりで挑戦することでレギュラーメンバーの座を死守した。ところが2020年5月、コロナ禍の緊急事態宣言下に2度にわたって酒席に参加したことが報じられ、すべての活動を無期自粛。そのままジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)を退所して、表舞台から姿を消した。

 しかし、この4年間も楽曲制作やライブツアー、フェス参加や農作業の「手越村プロジェクト」の推進ほか、多岐におよんで活動。力を注いでいるYouTube「手越祐也チャンネル」の登録者数は135万人で、昨年はテレビ埼玉で初の冠番組「ちぃたん☆と手越祐也のホンキでいきます(仮)」がスタート。今年9月にはNetflixのシリーズ「トークサバイバー!ラスト・オブ・ラフ」に出演。日本のデーリーランキングで首位に立つほどの人気シリーズに出たことも引き金となって、「イッテQ!」に返り咲いた。

“手越株”が暴騰したことで比較されたのはNEWSの現況だ。小山慶一郎(40)は今期、主演連ドラ「高杉さん家のおべんとう」(日本テレビ系)がスタートしたが深夜枠。増田貴久(38)は人気バラエティーの「ぐるぐるナインティナイン」(同)に出演しているが準レギュラー。作家でもある加藤シゲアキ(37)は開催中の「YOSIGO 写真展 Holiday Memories-旅の瞬間-」のアンバサダーを務めているが、地上波レギュラーはなし。今年3月に一般女性とゴールインすると、小山もそのわずか10日後にAAAの宇野実彩子(38)との結婚を発表したためファン離れが叫ばれた。

「実際に、結婚で“担降り”(アイドルのファンを“降りる”こと)したファンはいました。しかし“手越復活”は2人の結婚をはるかに上回るインパクト。SNS、視聴率、配信のすべてで高い数字を出したことは今後の仕事に直結するはず。体を張る20代のイケメンは代替がいますが、謹慎や有名人女性とのスキャンダルをいとわず口にするアラフォーアイドルは希少です。そろそろ年末特番のブッキングと収録のラッシュ期。“イッテQ!”特需が功を奏するかもしれません」(エンタメライターの伊藤雅奈子氏)

 手越ひとりでNEWS3人分の最大瞬間風速を巻き起こした。ここへきて再び、スーパーポジティブ人間の面目躍如か。

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 「やらかし芸能人」であっても、違法でなければいつか必ず許される日が来る。●関連記事【もっと読む】宮迫博之に手越祐也に渡部建…2024年は「やらかし芸能人大復活」の年となった!…では、念願の復帰を果たした芸能人たちについて伝えている。