ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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リーグ優勝決定シリーズ第6戦

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に「1番・DH」で出場し、4打数2安打1打点。10-5で勝利したチームは、ワールドシリーズ(WS)進出を決めた。歓喜の後には米スポーツ専門局の特設スタジオでインタビューに対応。通算541本塁打のレジェンドからは特製Tシャツをプレゼントされ、満面の笑みを浮かべた。

 まさかの贈り物に肩を震わせて笑った。大谷は同僚たちと歓喜を分かち合った後、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のインタビューに対応。ドジャースタジアムのグラウンドに設けられた簡易スタジオでは、通算3465安打のデレク・ジーター氏や通算541本塁打のデービッド・オルティス氏、通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス氏という豪華なレジェンド3人が待ち構えていた。

 オルティス氏は「バッドボーイズだけがこれを着られるんだ」と切り出し、現役時代の自身の写真が入ったTシャツを大谷にプレゼント。写真の下には「MY DAWG(俺のダチ)」という文字も記されている。大谷は嬉しそうにTシャツを掲げて満面の笑み。オルティス氏は「YOU THE MAN(あんたは最高だ)」と叫ぶなど虜になった様子で、ウィル・アイアトン通訳にも同じTシャツを手渡していた。

 オルティス氏と言えば、2006年に54本塁打、137打点、OPS1.049という驚異的な数字を残すも、MVP投票では3位止まり。DH専任だったことが影響したと言われていた。今季、大谷がDH専任として初のMVP受賞を有力視される中、当初は大谷をMLBの“かわいこちゃん”呼ばわり。受賞に疑問を呈する発言をしたと伝えられ、話題を集めていた。

 その後、米ストリーミングサービス「ピーコック」の番組「ダン・パトリックショー」では一転、MVP受賞に太鼓判。この日も「リーグMVPだ」と力強く断言した。その上で「DHの難しさを説明してくれ」と催促。大谷は「試合状況が読みづらかったり、逆に投げている時は試合状況は自分で作っているので分かりやすいが、DHはそういうところが一番難しいかと思います」と回答していた。

(THE ANSWER編集部)