アーセナルの指揮官アルテタ photo/Getty Images

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プレミアリーグ第8節でボーンマスと対戦したアーセナルは0-2で敗戦し、今シーズン初黒星を記録した。

この試合の勝敗を分ける大きなポイントとなったのが前半30分のウィリアム・サリバの退場だ。ボーンマスFWエヴァニウソンをサリバがピッチ中央で倒してしまうと、オンフィールドレビューにより決定機阻止で一発退場という判定に。前半の早い時間に数的不利の状況を強いられてしまい、これがこの試合の敗戦に繋がってしまった。

試合後、アーセナルの指揮官ミケル・アルテタは「がっかりしている」と語り、数的不利の状況で長い時間戦い、勝ち点3を取ることの難しさを語った。

「我々は結果に非常に失望しており、またあの状況でプレイしなければならなかったことにがっかりしている。今シーズン、我々が直面した2つの試合よりもさらに難しい。このレベルで10人の選手で65分間、あるいは68分間戦うのは不可能なことだ」

「ポイントを獲得するのではなく、いつ事故が起きるのか待っているようなものだ。彼らの努力や、やるべきことをやるという姿勢を責めることはできない。0-0の場面で、GKとの1対1のチャンスがあったが、得点できなかった。その後、相手にゴールを許した」(英『Daily Mail』より)

アーセナルは今シーズンのリーグ戦で3人退場者を出しており、数的不利のなかで戦うのは3度目になる。第3節のブライトン戦ではライス、そして第5節のマンチェスター・シティ戦ではトロサールが退場していた。この2試合は引き分けという結果に終わったが、今回は守備の要サリバの退場ということもあり、勝ち点3を落とす形になってしまった。

プレミアリーグ優勝を目指す上では、ビッグマッチを制するだけではなく、勝ち点を取りこぼさないことも大事になる。数的不利の状況で勝ち点3を獲得するのはアーセナルといえども簡単ではなく、8試合で3回の退場は早急に改善すべき点とも言えるだろう。次節はリヴァプールとのビッグマッチだが、サリバを欠くなかで挑まなければならない。