バイデン氏、訪欧開始 独仏英首脳と会談へ ウクライナ・中東情勢協議

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[ワシントン/ベルリン 17日 ロイター] - バイデン米大統領は17日、ドイツのベルリンに到着した。18日にドイツ大統領および首相と二国間会談を行った後、ドイツ、フランス、英国の首脳らとロシアのウクライナ侵攻などについて協議する。

バイデン氏は当初、10月10─13日の日程でドイツを国賓訪問する予定だったが、米フロリダ州に大型ハリケーン「ミルトン」が接近していたことなどを理由に訪問を延期した。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)によると、バイデン氏の独訪問延期に伴い宙に浮く形となっているラムシュタイングループの会合は、11月にオンラインで開催される。

バイデン氏はドイツ到着後、記者団に対し、イスラム組織ハマスの最高指導者シンワル氏の死亡を受け、イスラエルのネタニヤフ首相と協議したと明らかにし、戦争を終わらせ、パレスチナ自治区ガザで拘束されている人質を帰還させるべきときが来たと述べた。

バイデン政権はイスラエルによるシンワル氏の殺害がガザでの停戦実現に近づくことを期待しており、中東紛争も首脳会談の主要議題になるとみられる。