木村拓哉(C)日刊ゲンダイ

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 キムタク家の方向転換が話題になっている。元SMAPの木村拓哉(51)が13日、横浜アリーナで2年半ぶりのコンサートを開催。週明け14日のワイドショーでは各局がステージの様子を放送し、アラフィフとは思えない圧倒的な若さでキムタク健在をアピールした。

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 次女のKoki,(21)も7日の「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演。姉のCocomi(23)とのエピソードなど知られざるキムタクファミリーの様子を明かした。これまでハイブランドのモデルとしての活躍や、インスタグラムの発信ばかりで、声の印象すら薄かったKoki,。いきなりのバラエティー出演にSNS上では「どうした?」「急にすり寄られても動揺する」という声もあがっていた。

 キムタクと言えば、2016年のSMAP解散以来、マクドナルドのCMでもイケてるサラリーマンを演じ、常にキムタクらしさを死守。ところが新アルバムでは、ジャニーズを退所したENDRECHERIこと堂本剛(45)や明石家さんま(69)が楽曲を提供。コンサートにはさんまがサプライズ出演し、演奏中にファンにハイタッチするなど親近感を演出。メディアを通じて大々的にコンサートの様子を発信したのも珍しい。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「ようやくアイドルの壁を取り払ったのでしょう。キムタク自身にとっては、役者、人気、広告の幅が広がり、プラスになると思います」

「神格化していても埋没してしまう」

 元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏はこう分析する。

「ジャニーズの看板を背負い、ブランドイメージを守り、一番自由がなかったのがキムタクとご家族。それがジャニーズ解体でようやく自由になれたのでは。一方で、今までのように神格化していても埋没してしまう危機感もあり、方向転換を図ったともとらえられる。テレビに出演は、既存ファンを中心に中高年にターゲットを絞ったのでしょうが、中途半端なのが娘さんたちで“振り切る”はインパクトと違和感が紙一重。Koki,さんの『しゃべくり007』出演はあまりに急すぎて、親近感よりも“焦り”と受け取られた方が多かったのでは」

 一家の“プロデューサー”工藤静香(54)の次の一手に注目だ。

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 キムタクの神通力もここまでか。●関連記事【もっと読む】木村拓哉ツアー最終日“Xmasライブチケット”売れ残りの衝撃! ソロ活動にいよいよ黄信号?…では、今年のクリスマスのソロコンサートの苦戦ぶりについて伝えている。