2010年代に一世を風靡したイギリスのボーイズバンド、ワン・ダイレクションのメンバーとして活躍したリアム・ペイン。現地時間10月16日(水)にアルゼンチンで亡くなったことが明らかになった。31歳だった。

新聞「ニューヨークポスト」などの報道によると、リアムは滞在していたブエノスアイレスのカーサシュル・パレルモ・ホテルの3階の部屋のバルコニーから落下した。ブエノスアイレスの警察の声明によると、リアムのケガは「極めて重症」で、駆けつけた救急隊員がその場で死亡を確認した。警察は現在死因を調査中。また医療システムの責任者によると検死も行われる予定である。

そんな中、ブエノスアイレス市の治安省のスポークスパーソン、パブロ・ポレッキオは同紙に事故についてコメント。リアムが「部屋のバルコニーから身を投げた」と語っている。ポレッキオによるとリアムが落下する前、「薬物もしくはアルコールの影響下にある可能性のある攻撃的な男がいる」という通報を受けて警官がホテルに出動していたという。警官は鈍い落下音を聞き、その後ホテルの中庭で彼の死体を発見したとポレッキオは話している。

エンタメサイト「TMZ」によるとリアムがバルコニーから落ちたのは午後5時頃。同サイトはホテルの中庭にあると見られるウッドデッキに横たわるリアムの写真を入手している。全貌は公開されていないが、腕のタトゥーがリアムのものと一致するという。同サイドの入手した情報によると、リアムはバルコニーから落下する前ホテルのロビーで不穏な行動をとっていた。自分のノートパソコンを壊し、その言動が原因でホテルの部屋に連れていかれていたという。

落下が故意か事故かはまだ判明していない。リアムの代理人はまだコメントを発表していない。ワン・ダイレクションのメンバーとして共に活動した、ハリー・スタイルズやナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソン、ゼイン・マリクも沈黙を守っている。一体何が起きたのか、続報を待ちたい。