ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

写真拡大

メッツとドジャースのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦は16日(日本時間17日)に行われる。15日(同16日)にはメッツ本拠地で前日会見が行われ、大谷翔平投手も出席。ナ・リーグMVPを争うフランシスコ・リンドーア内野手に対する印象などを語った。

■大谷もライバルを好感「彼はグッドガイ」

リンドーアの印象を尋ねられた大谷は「レギュラーシーズンからチームを引っ張っていると思うし、それだけ素晴らしい選手ですし、会えば笑顔で挨拶して素晴らしいグッドガイ。はい、僕も好きな選手の一人です」と笑顔を見せた。
その上で「レギュラーシーズンとポストシーズンは、まったく別ものだと思うので、変な話、僕がレギュラーシーズンで残した成績というのも関係ない。ポストシーズンはポストシーズンとして、チームが勝てればそれでいいという気持ち。リンドーア選手もそういう気持ちでやっていると思いますし、お互いがそういう気持ちで、素晴らしい試合ができれば」と話した。

■2人ともニューバランスのスパイク使用

一方、同じく前日会見に臨んだリンドーア。大谷について聞かれると「彼のシューズには憧れますね。クールなスパイクを履いている」とコメント。大谷とリンドーアはともにニューバランスのスパイクを使用しており、まずは愛犬デコピンをあしらった独特のデザインを持ち上げ、記者たちの笑いを誘った。
続けて「自分を見失わない能力にも憧れる。彼は初日から多くのプレッシャーを背負っていた。多くの人々やカメラが彼を見つめている中で、彼は自分を保ち、過剰に反応せず、目標に向かって進み続けている。その能力は素晴らしいもの。どこへ行っても、彼は自分をうまくマネジメントしてきた。彼は本当に素晴らしい仕事をしていると思う」と称賛した。
大谷はレギュラーシーズンにおいて、史上初の「50-50」(50本塁打、50盗塁)を達成し、本塁打(54)と打点(130)の2冠に輝いた。対するリンドーアは152試合に出場し、打率.273、33本塁打、91打点、OPS.844、29盗塁をマーク。さらに守備能力も高く、チームを引っ張るキャプテンシーにも優れており、MVP争いで大谷の対抗馬と目されている。