【ソフトバンク】チームの士気高める電撃復帰 村松コーチが語った異変「においがおかしい」
ソフトバンクの村松有人打撃コーチ（５１）が１２日、みずほペイペイドームで行われた全体練習に復帰した。
同コーチは１０日に体調に異変を訴え、翌１１日の練習を欠席。小久保監督は「無理させないように考えています」と長期離脱も視野に、この日の全体練習から代役として城所龍麿二軍外野守備走塁コーチの招集を決めていた。チームは１６日から始まるクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファイナルステージに向けて調整中。村松コーチの回復状況次第では、城所コーチがそのままポストシーズン本番の一塁コーチを任される可能性があった。
村松コーチは突然の体調不良について「ふらつきだったり、ちょっと（料理などの）においがおかしいという違和感があった」と症状を説明。ＣＳを控えるチームを最優先に考えた上で、万が一に備え「監督にそのまま（体調の詳細を）伝えた」と練習欠席に至った経緯を語った。
同コーチは「一過性のもので昨日病院に行って、しっかり治療してもらったおかげで今日普通にできるようになった。大学病院の先生の力というか、いい治療があったので戻ってくることができました」と担当医に感謝した。１３日までは様子を見ながらの練習参加となるが、ファイナルステージはこれまで通りの持ち場に戻る見通しだ。
無理は禁物と心得ているが、使命感を持ってグラウンドに戻ってきた。２０１７年から一軍を担当する経験豊富なコーチの現場復帰は朗報だ。日本一４連覇などポストシーズンの場数も多い。何より選手からの人望が厚い村松コーチだけに、チームの士気を高める電撃復帰となりそうだ。
