全国で販売されている商品で、ご当地ならではのフレーバーを再現するお土産ものは沢山あるが、そこに2024年になって「お椀で食べるご当地カップヌードル」が参入した。

9月某日、兵庫県にいたJタウンネット記者は新幹線駅の土産物店で、"ソレ"を発見。すぐにレジに持って行ったのが、この箱である。

「お椀で食べるご当地カップヌードル　関西土産たこ焼き味」だ。

パッケージにはたこ焼きの他に漫才師・トラ・和傘・舞妓さんのイラストが描かれている。「※本商品にはタコとたこ焼きははいっていません。」という注釈も。

たこ焼き味のラーメンって、一体？　甘辛ソースが香るって、カップヌードルから......？　そんなの全然想像できないよ〜〜〜ッ！？

――というわけで、いただきます！

ソースのにおい、すご！

コチラが１食分の「お椀で食べるご当地カップヌードル　関西土産たこ焼き味」。麺とかやく入り粉末スープだ。

粉末スープのほうは、開けた瞬間ものすごいソースのにおい！　「キャベツ太郎」のような、ソース味の駄菓子っぽいにおいである。

それぞれをお椀にあけるとこんな感じ。ネギやキャベツが入っているのが何となく見える。これにお湯を入れて、蓋をせずに3分待つ。すると......。

チラチラと赤い粒が現れた。紅ショウガだ。

なお、この段階で隣の編集部から「なんかにおいしてきた」「ソースだ」というざわめきが聞こえ始める。お湯を入れた瞬間からソースのにおいがブワリと広がり、空間を支配し始めたのだ。

マヨネーズの味も、紅ショウガの味もする

同時に、「カップヌードルのにおいもする」という声も。周りの人々の意見を集約すると、ソースのにおいとカップヌードルのにおいが入れ代わり立ち代わり鼻腔をくすぐったらしい。目の前にお椀を置いた筆者的は、もうソースのにおいしか分からなくなっていたが......。

味も、かなりソースである。筆者はたこ焼きにキャベツは入れない派だが、甘味のあるキャベツがよく合っていた。

また、口に入れた瞬間、すこし酸味のある香りを感じる気がする。おそらくこれはマヨネーズの風味だ。マヨネーズに関して筆者はそこまで強く感じなかったのだが、マヨネーズ好きの副編集長は「かなりマヨネーズの味がする」と述べていた。

一方、筆者が強く感じたのは、紅ショウガだ。生姜の辛みと香りがかなりガツンとくる。後味も、紅ショウガをたくさん食べた後の辛みが残る感じだった。

ちなみに筆者は自宅でたこ焼きを作る際には紅ショウガを2袋使う紅ショウガ好きである。好きなものの味がして嬉しかった。

「お椀で食べるご当地カップヌードル　関西土産たこ焼き味」は近畿地区のお土産コーナー、カップヌードルミュージアム大阪池田で購入可能。1箱4食入りで税別1000円。

たこ昌のたこ焼きを連れて帰れない場所でも、このたこ焼き味なら連れて行きやすいだろう。