地区優勝の日の真美子さんファッションが話題(大谷翔平Instagramより @shoheiohtani)
日本時間9月27日、地区優勝を果たしたロサンゼルス・ドジャース。シャンパンファイトの後に、大谷翔平選手をグランドで待っていたのは愛犬のデコピンと笑顔の真美子夫人でした。この時、青いボンバージャケットを羽織っていた真美子夫人が、「おしゃれ!」「可愛すぎる〜」とSNSで絶賛されています。

Landon Knack選手のパートナー、Anisa HerlindaさんのSNSに、真美子さんの全身写真を発見。そこで、ボトムスも含めた全身の着こなしポイントを、スタイリストの大日方理子さんが解説します。これなら、マネできそう!?(以下、大日方さんの寄稿)

◆オフショルダーのニットでゆる〜く肩見せ

この日、真美子さんが着ていたのは黒いオフショルダーのニットです。オフショルダーは今注目のデザイン。来年ははさらに人気になるのではないかと思います。真美子さんの肩の露出は健康的でセクシーでした。アメリカの中でもロサンゼルスは、健康志向の人が多く、運動やオーガニック食材などを積極的に取り入れる人が多い地域。健康的でセクシーなことを評価する文化があります。ロサンゼルスの人達の目にも、今回のオフショルニットはおしゃれに映ったのではないかと思います。

よく見るとニットは少し透け感がありましたね。シアーニットはここ2年くらいトレンド継続中です。ゆるっとした袖やリラクシングなサイズ感も、いい感じに肩の力が抜けていて、素敵でした。

似た雰囲気で着られそうなニットを「ur's」というブランドで見つけました(透かし編みサマーニット、4,389円)。真美子さんが黒のニットに黒のインナーを合わせていたように、インナーもニットと同じ色を選ぶと上品に着られます。肩にストラップのないベアトップ型のカップ付きインナーがおすすめです。

◆デニムパンツは、流行のバレルレッグ

ニットに合わせたのは、ゆったりとしたバレルレッグのデニムパンツでした。流行のワイドパンツの中でもバレルレッグは最旬のシルエット。バレルとは樽という意味で、膝のあたりはぽわんと膨らみ、裾がキュッと細くなるシルエットを指します。

膝横には大きなポケットがついていて、脚の長い真美子さんだからこそ着こなせるディティールという気がします。カラーはヴィンテージ加工がかかった薄いブルーで、これも今っぽいセレクトだと思います。

◆足元は白いスニーカー

足元は白いスニーカー。ソールの薄いクラシックスタイルのスニーカーに見えました。大谷選手がニューバランスと契約していることを考えると、NIKEやadidasなど一目で他社だとわかるスニーカーは履きづらいのではないかと思います。

可能性があるのはニューバランス、あるいはアパレルメーカーが出しているスニーカーではないでしょうか。現行のニューバランスでアッパーのデザインが似ていたのはニューバランスNumeric440(18,090円)です。

◆球団が作ったボンバージャケット、商品化して!

大谷選手と記念撮影する際に肩から羽織ったいたデニムのボンバージャケットは球団側が防寒のために製作し、地区優勝当日に家族に渡したものだそうです。大谷選手もジャケットを見て、驚いた表情をしていました。SNSでは可愛い!欲しい!と商品化を望む声が上がっています。

◆今年3月とは大違い、今っぽいスタイルに驚いた

実は、今回グランドに降り立った真美子夫人がとても今っぽいおしゃれをしていて驚きました。今年3月開幕戦観戦のため韓国に向かう真美子夫人の飾りっ気のない様子を見て、おしゃれに疎(うと)い感じかと思っていたのです。あのナイキの黒いパーカー&パンツは球団側が用意した服だったんですね。

あるいは、バスケットボール選手の現役を引退し、大谷夫人として注目を集めるようになったこの半年で、ファッションセンスも磨かれたのでしょうか?

<文/大日方理子>

【大日方理子】
(おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP