「クイズ選手権なのに可哀想」高校生クイズ “じゃんけんで勝敗決定”が波紋「番組側の準備不足」

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『第44回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2024』(日本テレビ系)が9月10日に放送され、2回戦の決着の付け方が“じゃんけん”だったことに波紋が広がっている。

2回戦は神奈川県の小田原城で猛暑の炎天下で決行。パーソナリティーのかまいたち、SixTONESが見守る中行われたのは“スーパーどろんこ◯×クイズ”だった。2択のクイズでマルとバツの書かれた壁に飛び込み、ハズレの場合は泥んこになるというお馴染みのクイズだ。

残り8枠をかけてクイズに挑んだのは13校。1巡目では7校が準々決勝への切符を手にした。残る1枠をかけて6校が挑む2巡目となった。サドンデスとなる2巡目は運が試されるトランプで順番を決めスタート。1校でも正解すればそこで終了となる中、不正解が続き泣き崩れる高校生たち。

そんな中なんと5校連続で不正解となり、残り1校となったところで、問題がなくなるため最後の1校が不正解だった場合、じゃんけんで準々決勝への1校が決まるとアナウンスされた。そして最後に挑戦したチームも不正解となり、じゃんけんで勝者を決めることになった。

祈るように高校生らが見守る中、代表者がじゃんけんに挑み、一宮高校が次のステージへの切符を掴み取ると、脱落となった高校生らは涙を流しつつも拍手で称えた。

精一杯戦った末の高校生クイズらしい感動的なシーンとなったが、一方でクイズの知識に研鑽を重ねてきた彼らの運命が文字通り”運任せ”となったことにXでは同情の声も上がった。

《決着付かず、じゃんけん? クイズ選手権なのに可哀想だな》
《じゃんけんはなくない?早抜けだったのに・・・》
《じゃんけん決着酷だね せめてクイズで勝敗を決めて欲しい》
《泥んこクイズ、じゃんけん決着だった 19問しか用意してなかったら、勝ち抜け8校が決まり切らない確率は、各問題1/2としたら約18%。あり得ることだよ。番組側の準備不足だと思う》

「2巡で決まらない可能性も踏まえて、クイズの設問をもっと用意しておくべきだった番組の準備不足などを指摘する声もありますが、この日のロケは真夏の炎天下で長時間にわたって行われています。出場した高校生がXで、熱中症など体調を気づかった番組の配慮であると説明するなど、番組も意図があっての対応だったようです」(テレビ関係者)

勝っても負けても全力で立ち向かった高校生たちの青春の一幕に、余計な批判は無用かもしれない。