スロット監督から厚い信頼を得ているフラーフェンベルフ。(C)Getty Images

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 ライアン・フラーフェンベルフが、母国メディア『ESPN Netherlands』のインタビューに対応。リバプールでの充実ぶりを語った。

 22歳のオランダ代表MFは、アヤックスとバイエルン・ミュンヘンを経て、昨夏にリバプールに加入。1年目の昨季はプレミアリーグで12試合の先発に留まったものの、同胞のアルネ・スロットが新たに監督に就任した今季は、遠藤航らを差し置き、レギュラーとして活躍している。

 インタビュアーから「スロットの就任が好調の要因の1つ?」と問われ、フラーフェンベルフは「彼は僕に自信を与えてくれ、スタメンで起用してくれる。かなり上手くいっているよ」と回答。そのうえで、プレータイム確保の重要性を伝えた。

「出場時間を得たいのは当然だ。僕にとって自信はその一部なんだ。自信を持つことで、より快適に感じられるし、出場時間を重ねる度にどんどん良くなっていく。彼は良い監督だよ。彼は自分が何を望んでいるか理解していて、明確なプランを持っている。今のところ僕らはそれをとても上手く実行している。最初から明確なのは、いつだって良いことだ」
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 オランダ代表として戦った今夏のEUROはベスト4で敗退。自身は1試合も出場できずに終わった。当然、悔しさでいっぱいだが、立ち止まっているわけにはいかない。

「それは僕を少し苦しめた。だってEUROに行ったら、もちろんプレーしたいだろ?でも結局は前に進まなければならない。EUROは過去の出来事で、今僕らはここにいる。人生は続く。EUROは終わり、今はネーションズリーグに集中しなければならない。そして2年後には、またワールドカップがある」

 9月7日に行なわれたUEFAネーションズリーグのボスニア・ヘルツェゴビナ戦(5−2)で、フラーフェンベルフは見事にフル出場を果たし、白星発進に大きく貢献した。勢いそのままに、10日のドイツ戦でもEUROでの悔しさを晴らす活躍ができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部