ライバルたちとの真剣勝負。U-15日本代表候補の3チームと尚志高がリーグ戦を実施
U-15日本代表候補は福島・Jヴィレッジ合宿2日目の3日午前、42名が3チームに分かれ、尚志高(福島)を含めた計4チームで1回戦総当たりのリーグ戦を行った。各チームが25分1本の11対11を計3試合行う形で実施。U-15代表候補は高校生の強度を知るとともに、ライバルたちとの真剣勝負に挑んだ。
U-15代表候補はチーム青、チーム緑、チーム白の3チームに。チーム青はGK門倉遥夢(FC LAVIDA)、佐藤蒼起(FC東京U-15深川)、DF草野陸(横浜FMジュニアユース)、西翔生(C大阪U-15)、笠原慶多(FC LAVIDA)、井芹響輔(大宮U15)、MF倉貫溜凰(FC琉球OKINAWA U-15)、仙波隼太郎(愛媛FC U-15)、大野田和希(松本U-15)、岡崎葵(C大阪 西U-15)、木村風斗(川崎F U-15生田)、FW齋藤翔(横浜FCユース)、尾家英元(東京Vジュニアユース)、平井一輝(熊本ジュニアユース)の14人だった。
チーム緑はGK齋藤陽乃心(JFAアカデミー福島U-15EAST)、枝川航大(ソレッソ熊本)、DF松本空(C大阪U-15)、笹倉拓真(川崎F U-15生田)、奥村翔(柏U-15)、石村琢人(FC東京U-15むさし)、瀬戸駿(浦和ジュニアユース)、MF大石櫂(浜松開誠館高)、藤本祥輝(G大阪ジュニアユース)、岡颯介(FC岐阜U-15)、嵯峨日向(前橋FC)、今村涼弥(横浜FMジュニアユース)、FW小園晟之朗(神村学園中)、城秀人(FC東京U-15むさし)の14人で構成された。
そして、チーム白はGK長井京志郎(熊本ジュニアユース)、佐々木翔大(秋田U-15)、DF中村孝成(バディージュニアユース横浜)、津田颯太(C大阪 西U-15)、石原拍(愛媛FC U-18)、松坂碧生(浦和ジュニアユース)、森明陽磨(青森山田中)、MF松崎陽向(鳥栖U-15)、宮崎叶(ソレッソ熊本)、梶山蓮翔(FC東京U-15むさし)、松永翔(横浜FMジュニアユース)、田中優成(市立船橋高)、FW立野京弥(FC LAVIDA)、八色隼人(名古屋U-15)の14人で構成された。
チーム青対チーム白は10分、チーム白が先制。敵陣でボールを奪い返すと、梶山のスルーパスで八色が抜け出し、GKとの1対1から左足シュートを決めた。チーム青もシュートを連発した齋藤を中心に反撃。14分、左サイドでのインターセプトから木村が繋いで齋藤がシュートを打ち切る。GK長井が反応したが、こぼれ球を岡崎が押し込み、1-1とした。
チーム白は田中が個の力でDFを剥がして攻撃の起点になっていたほか、ポストワークの光る立野や松崎らが係わる形で2点目を狙う。ワンツーから田中がシュートを打ち切るなどゴールへ迫ると24分、縦パスを受けた立野が斜めのスルーパス。田中がタイミング良く抜け出し、右足で勝ち越し点を決めた。だが、チーム青は直後に岡崎の右クロスからフリーの尾家が同点ヘッド。2-2の引き分けに持ち込んだ。
チーム白対チーム緑は立ち上がりにチーム白の田中が連続ゴール。2分、立野の右足シュートのこぼれを押し込むと、直後にも松永の右クロスのこぼれに反応し、難なくゴールネットを揺らした。一方のチーム緑は6分、岡の右CKに、中央で城が飛び込み、1点を返す。
チーム白はCB津田が積極的にボールを運んでいたほか、右SB中村の縦突破、松永のクロスなどから3点目を狙うが、決定機を活かせない。対するチーム緑は左SB石村、右SB瀬戸の両DFの奪い返しなどから前へ。ロストせずにボールを動かす大石と落ち着いたボールさばきの光る藤本が攻撃を組み立てると13分、右サイドを攻略。最後は岡の折り返しを小園がゴールへ流し込んだ。さらに16分、嵯峨のスルーパスで抜け出した小園が切り返しから右足で決めて逆転。21分にも小園のキープ、ラストパスから大石が豪快に左足で決め、4-2でチーム白が勝利した。
2年生のプリンスリーグメンバー中心の尚志との対戦はチーム緑が1-1で引き分け。チーム青は1-0で勝利した。チーム白は0-3で敗戦。ともに1勝1分同士のチーム青対チーム緑はチーム青が2-0で勝利した。
この試合、チーム緑が動き出し鋭い城のクロスバー直撃の右足シュートなどで先制点を狙うが、その後はカバーリングに秀でたCB笠原と184cmのCB西を中心に守るチーム青が決定打を打たせない。一方のチーム緑も潰し役となっていたCB石村やCB奥村が相手をゴールに近づけない。互いに守備意識も高い戦いは16分、チーム青が力強い縦突破を見せていた齋藤とSB井芹で左サイドを崩し、平井が決定的な左足シュート。だが、GK枝川が止めて0-0を維持する。
それでも直後の17分、チーム青は右SB草野が右足ミドル。これがDFに当たってコースが変わり、そのままゴールネットへ吸い込まれた。チーム緑は直後に3人、4人が係わった攻撃から藤本が決定的な右足シュート。だが、決め切れず、逆に20分にチーム青の平井が左足ミドルを叩き込んで2-0とした。チーム緑は、推進力のある動きを連発していた嵯峨の個人技などで反撃したが、GK門倉の守るゴールを破れず。「昨日からチームとして明日から1位取ろう、みたいに思っていて、全部勝つ気で来て、(初戦で)引き分けになっちゃいましたけど、負けなかったのは良かった」(笠原)というチーム青が、午前中の3試合を唯一の無敗、2勝1分で終えた。U-15日本代表候補は3日午後も尚志を含めた4チームでのリーグ戦を行う。
(取材・文 吉田太郎)
U-15代表候補はチーム青、チーム緑、チーム白の3チームに。チーム青はGK門倉遥夢(FC LAVIDA)、佐藤蒼起(FC東京U-15深川)、DF草野陸(横浜FMジュニアユース)、西翔生(C大阪U-15)、笠原慶多(FC LAVIDA)、井芹響輔(大宮U15)、MF倉貫溜凰(FC琉球OKINAWA U-15)、仙波隼太郎(愛媛FC U-15)、大野田和希(松本U-15)、岡崎葵(C大阪 西U-15)、木村風斗(川崎F U-15生田)、FW齋藤翔(横浜FCユース)、尾家英元(東京Vジュニアユース)、平井一輝(熊本ジュニアユース)の14人だった。
そして、チーム白はGK長井京志郎(熊本ジュニアユース)、佐々木翔大(秋田U-15)、DF中村孝成(バディージュニアユース横浜)、津田颯太(C大阪 西U-15)、石原拍(愛媛FC U-18)、松坂碧生(浦和ジュニアユース)、森明陽磨(青森山田中)、MF松崎陽向(鳥栖U-15)、宮崎叶(ソレッソ熊本)、梶山蓮翔(FC東京U-15むさし)、松永翔(横浜FMジュニアユース)、田中優成(市立船橋高)、FW立野京弥(FC LAVIDA)、八色隼人(名古屋U-15)の14人で構成された。
チーム青対チーム白は10分、チーム白が先制。敵陣でボールを奪い返すと、梶山のスルーパスで八色が抜け出し、GKとの1対1から左足シュートを決めた。チーム青もシュートを連発した齋藤を中心に反撃。14分、左サイドでのインターセプトから木村が繋いで齋藤がシュートを打ち切る。GK長井が反応したが、こぼれ球を岡崎が押し込み、1-1とした。
チーム白のMF梶山蓮翔(FC東京U-15むさし)は積極的にスルーパスを狙い、1アシスト
10分、チーム白のFW八色隼人(名古屋U-15、15番)が左足で先制点
チーム白は田中が個の力でDFを剥がして攻撃の起点になっていたほか、ポストワークの光る立野や松崎らが係わる形で2点目を狙う。ワンツーから田中がシュートを打ち切るなどゴールへ迫ると24分、縦パスを受けた立野が斜めのスルーパス。田中がタイミング良く抜け出し、右足で勝ち越し点を決めた。だが、チーム青は直後に岡崎の右クロスからフリーの尾家が同点ヘッド。2-2の引き分けに持ち込んだ。
25分、チーム青MF岡崎葵(C大阪 西U-15)が右サイドからクロス
FW尾家英元(東京Vジュニアユース)が同点ヘッドを決め、2-2に
チーム白対チーム緑は立ち上がりにチーム白の田中が連続ゴール。2分、立野の右足シュートのこぼれを押し込むと、直後にも松永の右クロスのこぼれに反応し、難なくゴールネットを揺らした。一方のチーム緑は6分、岡の右CKに、中央で城が飛び込み、1点を返す。
チーム白のFW立野京弥(FC LAVIDA)は前線で起点となり、先制点を演出
チーム白のMF田中優成(市立船橋高)は2戦3発の活躍
チーム白はCB津田が積極的にボールを運んでいたほか、右SB中村の縦突破、松永のクロスなどから3点目を狙うが、決定機を活かせない。対するチーム緑は左SB石村、右SB瀬戸の両DFの奪い返しなどから前へ。ロストせずにボールを動かす大石と落ち着いたボールさばきの光る藤本が攻撃を組み立てると13分、右サイドを攻略。最後は岡の折り返しを小園がゴールへ流し込んだ。さらに16分、嵯峨のスルーパスで抜け出した小園が切り返しから右足で決めて逆転。21分にも小園のキープ、ラストパスから大石が豪快に左足で決め、4-2でチーム白が勝利した。
チーム緑のFW小園晟之朗(神村学園中)は2ゴール1アシストの活躍
21分、チーム緑のMF大石櫂(浜松開誠館高、10番)が左足で決めて4-2に
2年生のプリンスリーグメンバー中心の尚志との対戦はチーム緑が1-1で引き分け。チーム青は1-0で勝利した。チーム白は0-3で敗戦。ともに1勝1分同士のチーム青対チーム緑はチーム青が2-0で勝利した。
この試合、チーム緑が動き出し鋭い城のクロスバー直撃の右足シュートなどで先制点を狙うが、その後はカバーリングに秀でたCB笠原と184cmのCB西を中心に守るチーム青が決定打を打たせない。一方のチーム緑も潰し役となっていたCB石村やCB奥村が相手をゴールに近づけない。互いに守備意識も高い戦いは16分、チーム青が力強い縦突破を見せていた齋藤とSB井芹で左サイドを崩し、平井が決定的な左足シュート。だが、GK枝川が止めて0-0を維持する。
チーム緑のCB石村琢人(FC東京U-15むさし)が相手の抜け出しを阻止
チーム青はCB西翔生(C大阪U-15、右)とCB笠原慶多(FC LAVIDA)中心に無失点
それでも直後の17分、チーム青は右SB草野が右足ミドル。これがDFに当たってコースが変わり、そのままゴールネットへ吸い込まれた。チーム緑は直後に3人、4人が係わった攻撃から藤本が決定的な右足シュート。だが、決め切れず、逆に20分にチーム青の平井が左足ミドルを叩き込んで2-0とした。チーム緑は、推進力のある動きを連発していた嵯峨の個人技などで反撃したが、GK門倉の守るゴールを破れず。「昨日からチームとして明日から1位取ろう、みたいに思っていて、全部勝つ気で来て、(初戦で)引き分けになっちゃいましたけど、負けなかったのは良かった」(笠原)というチーム青が、午前中の3試合を唯一の無敗、2勝1分で終えた。U-15日本代表候補は3日午後も尚志を含めた4チームでのリーグ戦を行う。
チーム青が右SB草野陸(横浜FMジュニアユース)の先制ゴールを喜ぶ
推進力のある動きを連発したチーム緑MF嵯峨日向(前橋FC)
20分、FW平井一輝(熊本ジュニアユース)が豪快な左足ミドルを突き刺して2-0
(取材・文 吉田太郎)