在宅ワークのオンオフ切り替えの対策方法は?(画像はイメージ)

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 働き方改革や新型コロナウイルスの感染対策などで、近年ではリモートワーク(在宅ワーク)を導入する企業が増えてきている。自宅で業務する在宅ワークは通勤の必要がなく、プライベートの時間が増えるなどのメリットがあるが、実際に在宅ワークをしている人からは「仕事とプライベートの時間を切り替えられなくてモヤモヤする」「際限なく仕事ができてしまって、休むタイミングがない」といった声も。仕事のオンオフの切り替えの悩みと対処法を紹介していこう。

●「在宅ワーク」でどうやってメリハリをつける?



 オンオフの切り替えが出来ない人には2パターンあるようで、1つ目が「休むタイミングがない」というように、ずっと仕事気分になってしまう人だ。「仕事が終わってもずっと同じ景色だし、気分転換にならない」「休憩中や終業後にも、つい仕事の資料を眺めて仕事のことを考えてしまう」という意見も。

 この場合の対処法として、「別の部屋に行くことで強制的に仕事から離れるようにしている」という意見や、「昼休みはいったん家の外に出て散歩してるよ」「仕事が終わったら外の空気を吸いに行ってるかな」というように、場所を変えて気分転換を図る人が多いようだ。また「仕事が終わったら決まった音楽をかける」「仕事用のPCを目につかない所に片づける」など、終わりの合図を決めている人もいた。

 2つ目は逆に、「ずっとオフ気分になってしまう」という人だ。「気が散って仕事に集中できない」「家だからついだらけちゃう」などの声も多い。オフィスならば上司や同僚の目があるので仕事モードになれるが、誰もいない空間になると気が緩み集中が途切れやすくなる。仕事に集中できないと、生産性や効率の低下につながる可能性も。

 こういった人からは、「仕事の同僚とこまめに連絡をとって、仕事気分に切り替えてる」「オフィスと同じ文具などを揃えて、なるべく机をオフィスと同じ環境にしてる」など、仕事モードになれる環境作りをしているという声があがっていた。

 通勤の必要がなく自宅で仕事ができるということは、人によってはメリットにもデメリットにもなり得るようだ。仕事の生産性アップやプライベートの充実のためにも、オンオフの切り替えが苦手という人は、ぜひ今回紹介した対策法を参考にしてみてほしい。(フリーライター・井原亘)

■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている