オーストラリア北部特別地域の国立公園内を流れる川(2023年8月27日撮影、資料写真)。(c)DAVID GRAY / AFP

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【AFP=時事】オーストラリアの北部特別地域(準州、Northern Territory)の警察は3日、同州で行方不明になった12歳の子どもについて、「ワニに襲われた」可能性があると述べた。

 子どもは3日夕方、主に先住民が暮らす小さな集落パルムパ(Palumpa)近くの川マンゴ・クリーク(Mango Creek)で泳いでいたが、その後行方が分からなくなった。パルムパは、北部特別地域の中心都市ダーウィン(Darwin)から車で7時間の距離にある。

 北部特別地域警察は「最初の報告によると、子どもはワニに襲われた」と発表。警察官らが現在、「ボートで川の広範囲を捜索している」としている。

 人口の少ない同準州で、人がワニに襲われる事故はまれだが、前例がないわけではない。

 パルムパ付近では2013年、全長4.5メートルのワニが住民を追い回したため、射殺された。2017年には54歳の男性がワニにかまれたが、生還した。

 北部特別地域の別の集落でも今年、イリエワニが出没したが、射殺され、調理されて食べられた。

翻訳編集】AFPBB News

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