【加藤 タキオン】「17歳も年下にキレるなんて大人げない」と厩舎スタッフも呆れ顔…池添謙一騎手(44歳)の「ほんとうの評判」と後輩騎手の「怪我の容態」、最近「キレた」もうひとりの「騎手の名前」

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滞在競馬の「メリット」と「デメリット」

先週末、週末の競馬を楽しみにしているファンに衝撃が走った。6月28日(金)の昼過ぎ、JRAのホームページに以下の記載があったのだ。

「2024年6月25日(火)午前2時40分頃、函館競馬場調整ルーム内において騎手池添謙一および騎手富田暁が互いに粗暴な行為に及んだ事実が確認されました。池添謙一に対し、6月29日(土)から7月7日(日)まで、富田暁にし、6月29日(土)から6月30日(日)まで、それぞれ騎乗停止としました(一部省略)」

粗暴な行為での騎乗停止処分とは穏やかな話ではないが、スポーツ紙記者が説明する。

「6月24日(月)に、池添騎手や富田騎手を含め数名の騎手で飲み会をやっていたのだが、酒も回った数時間後に池添がしつこく富田に絡んで、富田は嫌気がさしたとか。それでもなお、池添は執拗に富田にちょっかいをかけていたそうだが、富田がキレて偶然池添のスマホをテーブルに叩きつけて画面を割ってしまったらしい。二人はヒートアップして口論が始まったが、その場はほかの騎手にたしなめられて一旦は解散となったとのこと。しかし、宿泊先である調整ルームに帰ったあとも池添は怒りが収まらず、富田を呼び出して暴行を働いたそうだ」

事のあらましは、翌日の25日(火)に厩舎関係者やマスコミにもほぼ出回っていたそうだが、事態を重く見た某厩舎スタッフがJRA側に顛末を話し「事件」が明るみに出た。

「一部には富田は鼻骨骨折という報道もあったが、富田は26、27日と調教にも跨っていたし、大けがじゃないことは確か」(前出・スポーツ紙記者)

池添騎手はJRAからの発表後、Xで「この度は皆さんの信頼を失う行動をとってしまい申し訳ありませんでした(略)富田とは2人で話をし、お互いに謝罪をしております」とポストした。

しかし、馬も厩舎スタッフも、騎手も同じ競馬場に滞在しているこの函館開催では、厩舎⇔競馬場⇔調整ルームは全て徒歩でも10分圏内で、お互いの生活での「密接度」が高い。仲良くなりやすい、というメリットもあるが、争いのタネもできやすいというのがデメリットでもある。某エージェントは、

「それでも、騎手同士が反目しあってレース中での危険な行為や道中の声かけができないと、本人たちが命の危険にさらされるので、お互いに意思の疎通はできたほうがいいのは確かだよ。コミュニケーションというか、話し合う環境が設けられやすいのが、滞在競馬のいいところ」

と言う。

普段温厚なあの騎手も「キレた」

一方で、とある厩舎スタッフは苦笑を浮かべつつ、

「お山の大将ではないけど、先輩風を吹かして後輩を引き連れる騎手がいることは確か。以前、池添自身も先輩である元騎手にくっつき、数人で『(元騎手の名前で)〇〇軍団』と言われるグループを形成していた時期もあったが、もう池添もベテランの立場になった。今回の件の2週間前に富田を含め横山武や今村聖奈との飲み会の様子をXに『楽しい時間でした(^^)一緒に競馬をもっと盛り上げていきたいです』とポストし、写真の真ん中でピースして『大将』ぶっていたのも気になる。それにしても17も年下の富田にキレるなんて大人気ないよねぇ」

と話した。

表立って露見した「キレる騎手」といえば、故後藤浩樹騎手が吉田豊騎手に行った「木刀事件」や、田中剛現調教師が江田照騎手に対して行った「風呂場事件」、岩田康騎手が藤懸騎手に行った「暴言&幅寄せ行為」が有名だが(いずれも騎乗停止処分)、レース後の騎手は一種の興奮状態にあるため「キレている」騎手をよく目にするというのは別の厩舎スタッフだ。

「先週、三浦騎手が乗る馬の後ろで制御不能になっている馬が勝負所で馬群に突っ込んできたんだけど、普段は温厚な三浦騎手が珍しくキレていたよ。新聞社や週刊誌などに発表する談話では『進路を譲らざるを得ない形でした…』と大人しいトーンだったが、実際の怒りは相当だった。まぁ、それも藤岡康太騎手や吉田隼騎手の落馬の件があったので、命がけの騎乗をしているジョッキーとしては言いたくなるのは当たり前といっていい。危ない馬や騎乗に対してキレるのは、危険回避や無用の事故を減らす意味でも必要だろうからね」

しかし、今回の池添騎手と富田騎手の件はレース中のことではなく、いわば「ラチ外」で起こった騎乗停止処分で、ファンからすれば興醒めする出来事に違いない。騎乗依頼をする馬主サイドにとってもダーティーなイメージがつくかもしれないので、しばらく2人には騎乗馬の確保にも苦労するかもしれない。信頼回復には地道な調教騎乗などの努力と、支えてくれた方への感謝など多方面への尽力が必要だろう。2人には猛省を促し、復帰後の手綱捌きに注目したい。

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