【独自】『電動スーツケース』で歩道走行…中国籍の女性を書類送検 電動スーツケース摘発は全国初 保安基準を満たしておらず

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 人が乗って移動することができる「電動スーツケース」を使い歩道を走行したとして、大阪府警は中国籍の女性を書類送検しました。電動スーツケースを巡る摘発は全国初です。

 道路交通法違反の疑いで6月25日に書類送検されたのは大阪・此花区に住む留学生で中国籍の女性です。捜査関係者によりますと、女性は今年3月、無免許で電動スーツケースに乗り大阪市内の歩道を走行した疑いが持たれています。

 電動スーツケースの公道での走行を巡る摘発は全国初だということです。

 電動スーツケースは家電量販店などで購入可能で、最高時速は10kmほど。空港内などでスムーズな移動を想定して作られた製品です。国内でも人気が出始めていますが、保安基準を満たしておらず、公道での走行は認められていません。

 調べに対して女性は容疑を否認し、「電動スーツケースを乗り物とは思っていなかった」などと話しているということです。